海外駐在者が赴任期間を終えて帰国後すぐに辞めてしまう理由を考察してみた

海外駐在後退職をすぐにする、または日本本社に戻って半年以内で転職してしまうことが多いように感じていますが、今回はその理由を考察します。

僕自身、海外赴任経験が2年以上になり現在(2018年7月時点)も海外赴任先にいますが、他社で海外赴任をしている人達も日本の本社等へ戻るという選択肢を取ることなく辞めているケースが多く、逆に海外赴任期間を終えて日本へ戻ったという人を20代くらいだとほとんど聞かないです。

なぜ彼ら・彼女らが辞めてしまうのか海外赴任をしている経験と周囲の海外赴任者が話している声を踏まえてまとめてみたいと思います。

海外駐在員は赴任期間終了後どれくらいの割合の人が辞めているのか?

海外赴任者は実際どれだけの人が赴任期間終了後すぐに退職しているのでしょうか。

あんまり良いデータが見つけられなかったのですが、下記によると4人に1人の割合で帰任後2年以内に辞めているそうです。

僕の感覚だと1年以内には4人に1人くらい辞めてるんじゃないかという気がしますが、大企業とベンチャーとかでも待遇とか働いている人のマインドの傾向がことなったりするのでその差かもしれません。

海外の調査ではありますが、実に4人に1人の割合で海外赴任者が帰任後2年以内に辞めてしまっているというわけです。日本人はそこまで高い割合ではないかと思われますが、同じような傾向は確かにあるのではないでしょうか。
引用:DiamondOnline『海外赴任者が帰国後に退職してしまう理由』

なぜ海外駐在員が帰任後にすぐやめてしまうのか理由を5つに分けてあげてみました。

【海外駐在員が赴任期間後すぐやめてしまう理由1】職場の人間が以前とは異なり、居づらさを感じてしまう

海外赴任の期間は短くても1年程度は最低でもあるかと思います。
1年離れると会社によっては5人に1人くらいは知らない人になりますし、2年離れれば半数以上知らないということもあり得ます。

離職率の高くない職場であればすごく変わるということはないかもしれませんが、ベンチャーなどであればかなり顔ぶれが変わっているはずです。

仮に顔ぶれが変わってなかったとしても雰囲気が変わってきたりとかいろんなことが変化していてなんとなく居心地が悪いなと感じると転職を考えるようになります。

帰任した人をどうフォローしてあげるのかも大事ですし帰任して日本へ戻るならある程度それを覚悟のうえで戻るべきです。

【海外駐在員が赴任期間後すぐやめてしまう理由2】赴任先で築いてきた実績やスキル・経験が帰国後に活きない

海外赴任先で求められるスキルは日本ではなかなか活かされないこともしばしばありますし外国人マネジメントの経験と日本人マネジメントの経験が違うように日本の現場で活かされるスキルなんかが違ったりします。

それが帰国後に活きず、

『何をしていたんだ俺は・・・』

みたいになってしまうと会社でも仕事をやりづらくなってしまいます。

やりづらさを感じるなというのは難しいですが、ある意味新人に戻ったときのような気持ちで貪欲に仕事に取り組めば、
海外赴任をやり切ったあなたであればすぐに追いつけるはずです。

【海外駐在員が赴任期間後すぐやめてしまう理由3】海外赴任先で奮闘してきたのに帰国後大したポジションを得られず失望する

海外赴任の経験で得たスキルや能力が必ずしも日本で生きるわけではないのは前述したとおりですがそこでの実績がうまく評価されず大したポジションを得られないとやりがいを失ってしまう可能性があり、退職を検討する要素になってしまうかもしれません。

海外赴任から帰国するとある意味転職してきたのとどうような感じで一から信頼を勝ち取っていかなければならず自分が積み重ねてきたものはなんだったんだという気持ちになってしまうと帰任後すぐに退職してしまう要因になるかもしれません。

【海外駐在員が赴任期間後すぐやめてしまう理由4】転職活動をしてみると意外とその経験を面白がってくれる企業があってオファーも魅力的だったりする

海外赴任から帰国後に日本で働き始めてみるとあまり今まで身に着けてきたスキルや経験が活きなかったりすることもありますが、他社の人に話をしてみるとけっこうおもしろがってくれたりします。

僕だったら例えば

『1から海外に部署を立ち上げて社会人3年目で10人以上のマネジメントをしている。また、ある程度ネット広告の運用スキルがある。業務フロー改善経験や体制構築にも従事してました。』

っていうのがざっくりとした経験なんですがこれだけでも十分他の会社からすると魅力的らしいです。

話してみるまでは別に大したことないかなと思ってましたし、今でもそこまで大したスキルセットではないかなと考えてますが、評価は他人がするものなのでそれなりに興味を惹かれるものらしいです。

海外赴任者ってなんとなくストレス体制がありそうだしその中で管理職の経験があるというところがヒットしますし、ネット広告運用を代理店から自社へ移管しようとしている流れの中では今の能力はそれなりに重宝されます。

また、海外赴任の経験は正直ちょっと盛って話してもばれないというのがあり、けっこうみなさん盛って話をしているそうです。

海外赴任経験が社内でよりも評価されてるなと感じると帰任者が退職を考える理由になります。

海外赴任から帰国された方は積極的に自分の経験やそこで得たことできるようになったことを他者に話してみると新しい道が切り開かれる可能性があるのでぜひ話をしてみてください。

これが良い転職や次のチャンスにつながるかもです。

【海外駐在員が赴任期間後すぐやめてしまう理由5】海外赴任経験で得た考え方や視野の広さから改めて本社へ戻るとなんか違うなという感覚に陥る

海外経験が長いとみる視野や考え方が少しずつ変わってくることがあります。
その状態で帰任後昔の職場に戻ると慣れ親しんだ場所で仲の良かった同僚とですら話が合わなくなることもあります。

そうなってくると、

『俺ってホントにここにいていいんだっけ。。。他にやりたい事とかってなんだっけ。。』

と自分がそこにいる存在意義を疑い始めます。

海外赴任者が帰任後にキャリアプランを考えることは普通にあることなので会社としてもそのキャリアプランをしっかりヒアリングしてあげてどうしたいのか、会社として提供してあげられる価値はなんなのかを考えておかないと帰任者が優秀であればあるほど辞めていきます。

20代での海外赴任者は特に辞めやすい傾向に

一度経験した仕事に海外赴任後再度戻ったとしてもキャリア形成に魅力を感じないこともしばしばあります。
大手でない限りは20代の人は次のチャレンジに走る傾向にあるという感覚があります。

20代でまた同じ仕事をしてどうするんっていうのはチャレンジ精神があったりキャリア形成に意欲的な場合が多い海外赴任者にとっては重要な課題になってきます。

海外赴任に送られる人にはある程度能力のある人も多く会社にとって手放したくない人材であることも多いはずなので、彼ら・彼女らにとって有益な場所を用意しておくことも海外赴任者が帰国後に退職しないようにするには重要です。

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