20代でマネジメント経験するメリットや悩み・不安をまとめてみた

『20代でマネジメントを経験する意義やメリット、またはデメリットになりえることってなんですか?』

という問いや相談をたまーに受けることがでてきましたので、僕なりに感じているメリットやデメリット、今までの不安や葛藤について書きます。

20代でマネジメントをしている人は正直少ない感じがしていて、お互いに悩みを打ち明けようと思ってもなかなか同じレイヤーにいないので共有できないことが多い気がしています。

特に28~29歳くらいであればけっこういるので別にいいかなという気がしますが、27歳までにマネジメント側になった人は周囲の同期レベルとかだとあんまりいないんじゃないでしょうか。

僕は新卒入社3年目(実質的には2年目)の24~25歳からマネジメントをし始めて、4年目になった2018年現在は10名以上のチームのマネジメントをしています。

同期とか大学時代との友達とかではマネジメントレイヤーになっている人が少なく、相談できずに一人で試行錯誤してきてマネジメントレイヤーになったからこその楽しい思いやつらい思いをいっぱいしてきました。

マネジメントレイヤーに早くからなって年上部下にいじめみたいなのを受けて鬱状態になってしまっている人にもそれなりに会ったり見たりしてきました。

ただ、僕の場合は、直属の上司には恵まれていて早くからマネジメントレイヤーを経験している人だったので、その悩みを共有できたり具体的な解決策を一緒に考えてくれたり示唆をくれたりするのは本当にありがたかったです。

ただ、時には

『若いうちからいきなりマネジメントレイヤーにいて本当に大丈夫なのかな?』

と思うことも正直多かったです。

社会人になる前、

20代はスキル・能力を圧倒的に伸ばして誰よりも結果を出したい!

とか思ってました。

しかし、プレイヤーとしてこれをすることを想定していたので、マネージャーになる話が来た時は

『えっ、このタイミングでマネジメントかよwwww』

って思うことも多かったです。笑

ただ、今となってはマネジメントをしていてよかったなと思います。

あんまりその良さを言語化できていないところもあったりするのですが今回はメリット・デメリットを赤裸々に今言語化できる範囲内でまとめてみました。

今の若手はそもそもマネジメントをやりたがらないらしい

今の若い人たちはマネジメントを毛嫌いする傾向にあるそうです。

なので、新人でマネジメントやりたいとかマネジメントについて悩んでいる人達とかは変な人です。笑

下記に引用していますが、アンケートだともう半分以上はマネジメントに関して肯定的な考えを持っていないことがうかがえますので変人ですね。笑

こちらの引用元に若手がマネジメントをしたがらない理由も書いてあるのでよろしければ読んでみてください。

東洋経済の記事になっています。

リクルートマネジメントソリューションズが3年おきに実施している「新人・若手の意識調査」によると、「管理職になりたい」および「どちらかといえばなりたい」と回答した肯定派の割合が減少し、2010年の新人では55.8%だったのが、2016年の新人では31.9%となっています。
引用:東洋経済『20~30代が出世を望まなくなってきた本質』

だんだん管理職をやりたくない新人が増えているようです。

昔は年功序列で『出世する人が偉い!』みたいな考え方でしたが、今は安定した収入とか頑張らなくてもいい仕事とかをしたいっていう価値観が蔓延してしまっているので、管理職とかになりたくないという声は会社に入ってから何度も聞きます。

価値観が多様化している今、無理に管理職をしなくても幸せを得る手段があるのでそれで離れていっているのかもしれませんが、責任を取るという行為自体が日本だとあまり良い言葉としてとらえられていないせいもあると思います。

これを見るとネガティブな考え方になってしまうかもしれませんが、やりたくない人が増えているということは、逆にやりたい人にとってはかなりチャンスなのでよいことだと思います。

20代でマネジメント側になると訪れる悩み

20代の比較的ビジネス経験が浅い若手のうちにマネジメント側になるとどのようなことが起こりえるのでしょうか。

デメリットというのはやり方次第であんまりない気がしているので、不安とか悩みみたいなところに関して書いてます。

早い段階でマネジメント側になると訪れる悩みを5つにまとめてみました。

1.年上部下が邪魔してくる可能性がある

若いうちにマネジメントになるとほぼ確実に年上の部下ができます。

年上の部下でも僕の感覚だと2つ上とかまではコミュニケーションがとりやすいですが、それ以上になるとやりづらさが出てきます。

2つだと中学とか高校かぶってるので割と世代的に言っても価値観が近いとされるくらいの範囲に収まっているからか、あんまり歳の差を感じないからか、特に問題ないかなという印象です。

また、社歴も確かに2年程差があるかもしれませんが、2年くらいの差だったら比較的楽に自分の動き次第でその人以上の経験や実績を積み上げることができるので、そこで一歩差をつけてしまえば、邪魔してきたとしても最悪ねじ伏せられます。笑

ねじ伏せても意味ないんでやり方考えてほしいですが。w

ここのプレッシャーに打ち勝てるか、それに耐えうる精神力がなくてつぶれていってしまった若手マネージャーを数人見ているので、このあたりは当たり前にあるものなんだよと考えておく必要があります。

ほか記事のマネジメント系記事で紹介しているのですが、年上部下をマネジメントするためには、

『年上部下に頼って頼って頼りまくる』

ことです。

ただ、

『年上部下が仕事ができなさ過ぎて頼ることが全然できません・・』

という声も聴いているのでこれは難しい問題なのでもしよければ一緒に考えましょう。w

Twitterとか問合せフォームから連絡お待ちしてます。w

が、僕からすると今のところの僕の考えとしては、いいところを見つけてそこで頼りまくるっていうのが結論ですね。。

信じてもらいたいならまずは自ら信じていくしかないです。

2.経験則で物事を偉そうに言えないしそういう人にたちうちできない場合がある

若手でマネジメントレイヤーになり、マネジメントレイヤー同士での会議になると、会社によっては若手マネージャーの発言権が無かったりします。

あったとしてもマウンティングおじさんとかいたりとかして結局実際は聞いてもらえてなかったり、さらに上のレイヤーの人に自分が発言した内容があたかも別のマネージャーが発言したかのように伝えられたりとかしてることもあるらしいです。笑

世の中怖いですね。
情報操作されてます。

そんな人が上にいる会社だったらもう辞めちゃった方がいいと思いますので辞めちゃいましょう。w

それか、上の人に報告して状況打破するとかしてみましょう。

だめだったらもう転職です。w

人の発言を自分の手柄にする人のもとにいても何のメリットもないです。

3.若手で給与が低いのに会社の文化によっては部下との飯でごはん代等を出すことになる

日系企業は年功序列的なものがベンチャーでもけっこうあるので、マネジメントレイヤーになっても若手だとがつっと給与が上がらない場合もしばしばあります。

それでも、上司が部下に奢るというのはある意味日本では結構根付いている文化のようなものなのでそうせざるを追えない場合もあります。

安月給で部下の悩み相談に乗って財布を空けてみたりカードの請求金額を見て気を落としている若手マネージャーをそれなりに見かけます。

できれば、若手マネージャーにもしっかり昇給をさせてあげてほしいなって思います。

4.マネジメント側になったけどそもそもプレイヤーで満足いく結果出したか?と不安になる

最初から

『マネージャーになるぞ!』

と意気込んでいる若手は少ないように思います。

いつかはマネジメント層に行きたいと思っていてもある程度順番があって、会社の中で圧倒的な結果・成果を出してからマネージャーになりたいと考えている人も多いはず。

プレイヤーとしてしっかり結果を出せないままマネージャー、またはプレイングマネージャーになったとしても、プレイヤーとしての活動時間が減るので必然的にほかのプレイヤーよりも結果を出すために使える時間が物理的に減ります。

その中で最大限の結果を出していくのも面白いのですが、物理的にかける時間が減ると本当に若手のうちにマネージャーになってよかったのだろうかと不安になることもあるようです。

僕もけっこうこの悩みはありました。

周囲から言わせると

『いや、プレイヤーとしてもちゃんとやってたじゃん!』

とか言ってくれることもあるんですが、自己評価が低くなってしまうと不安になってしまいます。

なので、マネジメントしながらもプレイヤーとして結果を出していく覚悟を持つことが重要かと思います。

5.日本だとマネジメントスキルの価値が海外と比べて低めな気がするので、プレイヤーとして結果出してた方が将来的にいいんじゃないか説

日本ではミドルマネジメント層の評価があまり高くなく、給与もあまり高くない印象です。

ちょっと古い記事になってしまうのですが、役職階級別の調査について下記記事に記載がありましたので引用させて頂きます。

人事コンサルティング大手のヘイコンサルティンググループが各国大手企業の役職階級別の年収(基本給、一時金、手当)を調査して、日本の課長級を「1」として指数化した興味深いデータを発表している。
それによると、日本の部長級は1.36なのに対して、中国は1.64。本部長・事業部長クラスではさらに差が開いて、1.68対2.57。
タイにおいては、課長級は0.49と日本の半分以下だが、部長級は1.35と日本と同水準になる。これが本部長クラスでは2.24まで伸びて、伸び率としては日本の倍以上となるのだ。
成果主義や能力主義が徹底している欧米に比べて、日本の管理職の給与水準は低いというイメージが強い。実際、ヘイのデータでも、アメリカやドイツと比べて、部長級から先の差が大きくなっている。
しかし、今や欧米だけではない。同じアジア圏の中国やタイと比較しても、部長級以上の日本の管理職の給与水準は下回ってきているのだ。
引用:プレジデントオンライン『日本の部長の給料はなぜ、世界最低レベルなのか』

日本だとそもそもマネジメントレイヤーになって責任も大きくなるのにもかかわらず、あまり重要視されていないからか給与があまり上がっていません。

給与が低いとそれをやりたがる人もいないため競争力も弱くなることが想定されますし、マネジメントスキルって社会から特に求められているものでもないんだなという考えになってしまっても仕方がないです。

それよりも世の中を見渡してみると、営業でトップクラスとかコンサルタントとして一流とかの方が給与が高いような気がするので、プレイヤーとして給与を高めていこうという考えに至っても不思議ではありません。

20代でマネジメントを経験しておく意義・メリット

上記で20代でマネジメントレイヤーになると訪れる不安やデメリットについて上げさせていただきましたが、僕としては上記不安があったとしても、チャンスがあるのであればマネジメントをやるべきだと考えています。

1.プレイヤー時代よりもより多くの会社の情報を知ることができ視座を広げることができる

ミドルマネージャーになるとプレイヤーの時には知らなかった部署毎の戦略や場合によっては部署毎の戦略よりさらに上位層の会社としての経営戦略の情報を知ることができますし、少なからずとも、部署ごとの戦略の決定に少なからず携わることができます。

市場や競合の動きを見てその会社としてどういう動きをするべきなのかを考えることで、自分自身がその市場価値を高めるためにはどうするべきなのかが見えてきますし、その事業戦略によって部下の行動の善し悪しを決めることになります。

成長したいのであれば、直属の上司のレベルを見るのも重要ですが、市場がどうなっていて今後どういう市場価値を提供できる人材が生き残っていくのかを探っていくことが自身の成長につながります。

会社の枠を超えて視野を広げることで市場価値の高い人になりましょう。

2.より人の考えや気持ちを読み取れるようになる

僕は、恥ずかしい話しながらプレイヤー時代は自分の結果を出すことが重要で周囲の先輩とかが困っていても助けることってあんまりありませんでした。

しかし、マネージャーになってからは自分だけで結果を出していてもあんまり意味がありません。
あくまでチームとして組織として全体でのパフォーマンスを上げていくことが重要です。

そのチームのパフォーマンスを上げていくには誰でも成果を上げられるような体制や業務フローマニュアルなどを作成するのもひとつの手ですが、そこにいる人を育てていかないとスピード感を得ることがどうしても難しくなります。

人の成長を促すためには部下が何を考えているのか、何に重きを置いて仕事をしているのか、夢や目標はどんなものなのか、どんな将来の悩みを抱えているのかなど横断的に部下の考えや気持ちを読み取っていく必要があります。

それをもとにどんな仕事や役割を与えるのか、どんなフォローをするのが良いのか、時には自分ではなくて他の人から声をかけてもらおうかなどを考えてくとチームのパフォーマンスが向上したりします。

相手を気持ちよく仕事させてあげられるようにして自発的に動いてくれる人材を育成できる力があればどの会社でもマネジメント側として仕事をしていけるはずです。

3.いかに自分がフォーカスすべき仕事に時間を割く環境を作るべきかを強制的に考えさせられる

20代でマネジメント経験をしている人はだいたいプレイングマネージャーとして働いていると思います。

プレイヤーとしてもマネージャーとしても結果を出すことが求められ、両方でそれぞれの役割が異なります。

両方で成果を出そうとするとだんだん時間が無くなってくるため、どの仕事に力を注いでどれを他の人に任せるか、またはどうやって効率的に物事を進めて最大の成果を出せるかを必然的に考えるようになります。

組織としても個人としても成果を出すための環境づくりや効率化は仮に小さい組織に行ったとしても自分で起業したとしても生きてくるスキルです。

どれだけ忙しかったとしてもうまくタスクをコントロールしながら仕事を進めて何人分もの成果を出せる人になっていけます。

4.現状の資源を把握して圧倒的なパフォーマンスを出すことを考える環境がある

会社には様々な得意不得意を持った人がいて、どれだけ仕事に力を入れているかみたいなのも全然違いますし、会社がその部署にどれだけ投資できるかも違います。

その資源をすべて把握したうえで最適な人材配置や時間投入量等を考えたうえでち密な戦略を練り、そこで圧倒的な成果を出していくことはある意味プロジェクトマネージャーといわれる人達とやっていることは変わりません。

マネジメントをうまくできている自負がある人はプロジェクトマネージャーとしての職種への転職も可能かと思います。

資源の最適化配分もどの会社に行っても求められる能力なので、うまくアピールすればここを課題に感じている企業からのオファーをもらえると思います。

5.転職の際に響きが良く、なんとなく優秀そうに聞こえるし業種の幅も広がる

これはおまけみたいなものですが、マネージャーと書いておいた方がなんとなく優秀そうに見えます。

転職サイトに履歴書をアップしてマネージャーというタグをつけておくだけで僕は某サイト経由で3日に1回程はオファーが届きます。

数が多いのが良いわけではありませんが、マネジメント経験を上げておくと僕が属しているネット広告以外の会社からもそれなりにオファーが届くので面白いです。

プレイヤーとして能力を極めていたらほとんど同業種かサービスや商品を持っている会社のマーケ担当だけだったと思いますが、現状コンサルやベンチャー投資をやってる企業なんかからもオファーが届きます。

前まではネット広告運用の実績メインで書いていたのでそれ関連だけでしたがそれ以外の募集も届くようになったのはあなた自身のキャリアチェンジを後押ししてくれますし、マネジメントスキルを軸にしながら別業界の知識や考えなども取り入れられる可能性が高まります。

今後マネージャーはさらに多種多様な能力や思考、雇用体系の人をバランスを取りながらマネジメントしていく必要がある

今後は社内のマネジメントだけでなく、社外とも様々な連携をし様々な価値観やスキルを持った人をうまく動かして、それぞれの特性を活かしたマネジメントをするスキルが求められていく時代になると思います。

目指しているところも違えば求めていることも違う人達をどうやってマネジメントしていくのかは難しいですが、この能力で食べていく人も出てくるかもしれません。

また、若手があまりやりたがらない仕事ではありますが、必要とされているのに誰もやりたがらないからこそ今後マネジメントスキルの需要は高まっていくはず。

この能力を磨いて市場価値の高い人材になっていけると僕は考えています。

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