【書籍レビュー】すべての働く人のための新しい経営学【マーケ関係者の必読書】

すべての働く人のための新しい経営学

すべての働く人のための新しい経営学という本を読みましたが、この本は事業戦略までみて提案をしたいマーケッターやBtoBの営業、エンジニアの方々など様々なビジネスパーソンにとっての必読書です。

この本のよさや感想をまとめました。

すべての働く人のための新しい経営学の感想【マーケ関係者の必読書】

すべての働く人のための新しい経営学は経営学の基礎ではありますが、経営を6分野にわけマーケティングやファイナンスのことなどを横断的に幅広く学ぶことができる書籍になっています。

僕はWEBマーケをやっていますが、ここ最近は事業戦略のところまで見れないマーケ関係者はだんだん淘汰されていってしまうなと感じます。

以前は割と広告の話だけだったりしましたが、徐々に事業戦略上どうしていくべきでそのためにどのタイミングでどれくらいどんな内容で 広告を打つべきなのかどうかみたいなのを今まで以上に話し合う機会が増えてきました。

複雑化する市場環境の中で企業のマーケ担当者も正解を見出せなくなってきており、様々な会社からアイディアや考えを聞きたいからそうなってきているのかわかりませんが、事業成長に寄り添えるマーケッターや広告代理店が求められていると感じます。

この本は事業戦略を俯瞰できる視野を持ちたい人の入門書です。

B to Bの営業の方も事業戦略を見据えてその中でB to B向けのサービスが提供する会社にどう活きてくるのかを考え抜いて提案できるようにならないと今後厳しいかなと思います。

本書はそれを考えられるようになるための演習があり、ただただ知識を蓄えるだけの本ではないのが良いところです。

すべての働く人のための新しい経営学の著者はどんな人?

すべての働く人のための新しい経営学を書かれた三谷さんはこれまでにも経営戦略全史やビジネスモデル全史などベストセラーになる書籍を書かれています。

コンサルタントとして長年得てきた経験や知識をグロービスや大学などで体系化して教育している方で、どの書籍もわかりやすく書かれています。

経歴を三谷さんのオフィシャルサイトから引用しました。

三谷 宏治(みたに こうじ)プロフィール
1964年大阪生れ、福井で育つ。東京大学 理学部物理学科卒業後、ボストン コンサルティング グループ(BCG)、アクセンチュアで19年半、経営コンサルタントとして働く。92年 INSEAD MBA修了。2003年から06年 アクセンチュア 戦略グループ統括。2006年からは子ども・親・教員向けの教育活動に注力。現在は大学教授、著述家、講義・講演者として全国をとびまわる。K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授の他、早稲田大学ビジネススクール・女子栄養大学 客員教授。放課後NPO アフタースクール・NPO法人 3keys 理事を務める。『経営戦略全史』(2013)はビジネス書2冠を獲得。永平寺ふるさと大使。3人娘の父。

三谷 宏治 オフィシャルサイト

すべての働く人のための新しい経営学を読むべき理由3つ

この書籍はビジネス初心者への入門書で事業を回すことができる事を目標に書かれています。

これから事業部のマネージャーになっていきたい人やすでになっている人、今現在リーダーである人は自分たちの事業について整理したり、今後伸ばしていくポイントはどこなのかを考えるのに役立ちます。

この本を読むべき理由を3つにまとめました。

経営学という広い概念を事業の視点から俯瞰的かつ体系的に学べる

本書の冒頭で経営学基礎というものはなく、研究者たちの議事録の集合体が経営学基礎本の招待だとかかれています。

MBAに経営学基礎という科目はありません。経営学は主に6分野の寄せ集めなので、その「基礎:も専門分野の基礎の集合体に過ぎないのです。

MBAで最初の学期にやることは、主に以下6科目の履修です。

①経営戦略基礎、②マーケティング基礎、③アカウンティング基礎、④ファイナンス基礎、⑤人・組織論基礎、⑥オペレーション基礎

すべての働く人のための新しい経営学 P22より

この6分野の中でも全社的なレベルの話と事業レベルの話があり、この分野を混同してしまうとわかりづらくなってしまいます。

全社レベルの話は経営者が考えるべきで、事業レベルのものは事業部長やプロダクトマネージャーが考えるべきことであり、6つの分野をどちらのレベルの話でしているかが混在してしまった結果わかりづらくなってしまっています。

この書籍は、全社レベルの話ではなく、初めて経営学を学ぶ人は事業レベルの理解と実践に集中しようと書かれており、全社レベルの話と事業レベルの話を区別されているため、他の経営学の本よりもより分かりやすく書かれています。

全社レベルといわれるとぴんと来ないかもしれないですがが、本書の中ではサンスターという会社は歯磨き粉も作っていますが、バイク用品や建築用接着剤も作って売っており、事業レベルでは複数に別れており、この各々の事業のみを考えるのが事業レベルで考えるということになります。

事業レベルで必要な経営学の知識が何なのかも冒頭の方で書かれており、経営学の中でも事業レベルでどんなことを知っていなければならないのかが最初に明示されるのもわかりやすくなっているポイントの一つです。

その経営学を江戸時代の越後屋からネットフリックスのような現代のサービスまで紐解いていくスタイルでビジネスモデルの仕組みについての視点を取り入れていくことができます。

知識だけでなく実例で考えるコンテンツが用意されている

ただただ知識を入れるだけだとその知識が定着しません。

実践してこそ意味があります。

様々なビジネスモデルを

  • ターゲット
  • バリュー
  • ケイパビリティ
  • 収益モデル

の4つの要素から紐解いていきます。

これを様々なビジネスでのケーススタディとして紐解いていく演習があります。

模範解答がついていますが、これを本書に書かれている内容から考察し事業を紐解いていくことで現実の世界のビジネスモデルの要素を紐解く力を身に着けることに繋がります。

是非、本書を購入した際はこの演習に力を入れてみてください。

経営学の本なのに楽しく読み進められる

経営学の本だと割と聞きなれない言葉とかカタカナがいっぱい並んでいてなんだかよく分からず読み進められなかった人も多いのではと思います。

しかし、この本はできるだけかんたんな言葉を選び、身近にあるサービスがどんな事業モデルなのかを知ることができ、経営学を全く知らない人でも楽しく読めるようになっています。

400ページあるのでちょっと多いようにも感じますが、図解なども多く、文字数としてはそこまで多くないので、経営学に抵抗があった人でもさくさく読み進められるのが良いです。



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