簿記を独学で勉強するのは日商簿記2級までならそこまで難しくありません。
この記事では日商簿記3級・2級に取得に必要な時間や勉強法についてまとめました。
簿記を学ぶことで、経理や財務諸表のことなどを理解するのに役立ち、自分がどの程度の営業利益を上げているのかというような数字の意識も身につきます。
Contents
簿記を独学で勉強するのに必要な時間は?【3級なら1か月で取得可能】
簿記は、3級の内容であれば1か月あれば十分に取得が可能なので気軽に目指せる資格です。
簿記の目安時間についてオンライン資格講座のSTUDYingのサイトには下記のように記述があります。
簿記検定合格までに必要な勉強時間
STUDYing 「簿記検定合格までに必要な勉強時間はどれくらい? 」
簿記検定に合格するまでに必要な勉強時間は一般的に、簿記3級は50時間以上、簿記2級は100時間以上と言われています。人によって学習スタイルが異なりますが、1日に1時間学習時間が確保できるのであれば、簿記3級は2~3ヶ月、簿記2級は3~5ヶ月前から勉強を始めるのがベストです。その人の知識や経験によって勉強時間は異なりますので、あくまで目安として考えましょう。自分に合った学習計画を立てて試験に臨むのが合格への近道となります。
50時間以上という事なので人によっては100時間かかる可能性もありますが、高校1年生でも取得をしている資格で合格率も50%程とそこまで難易度も高くありません。
平日1時間、休日に3時間くらい勉強すれば、50時間くらいになりますし、通勤時間などをうまく使えばもう少し時間を取れると思います。
簿記2級は3級と比べてかなり合格率が落ちる理由
簿記3級と違って2級は合格率がかなり下がります。
3級は50%近いですが、2級は20%程度にまでなります。

ここまで合格率が下がる理由は大きく2つです。
3級は商業簿記のみで2級から工業簿記も学ぶ必要がある
日商簿記3級は商業簿記のみが出題されますが、2級から工業簿記が出題されて範囲が広くなります。
商業簿記と工業簿記なので単純に倍の量の内容を覚える必要が出てきます。
商業簿記は商品の売買から発生する会計上の処理になることが多くなんとなくイメージがつきやすいかもしれませんが、工業簿記は物の生産工程で発生する処理なのでイメージが着きづらいかもしれません。
工業簿記の特性に慣れるのに時間がかかる可能性があります。
3級よりも難易度が上がり、問題集をたくさん解く必要がある
2級になると当然難易度が上がります。
今までは単純な処理だけだったかもしれませんが、2級になると複雑な会計上の処理が発生してきたりします。
内容をテキストなどで理解した後はその会計処理やイレギュラーな対応、様々なルールに慣れるために様々な問題を解いていく必要があります。
日商簿記2級までは独学で可、1級を目指すなら講座を取るのが吉
日商簿記2級までなら独学でも十分可能ですが、1級までになると不可能とは言いませんが、税理士などの資格を目指すような人がとる資格になってくるので、税理士・会計士などを目指さないのであれば2級までの知識があれば十分かと思います。
日商簿記3級・2級を独学で勉強する方法
日商簿記3級・2級を独学で勉強する方法について紹介します。
まず、3級を勉強してみて内容をある程度理解してから2級を受験するかどうか判断してみましょう。
3級を独学で勉強する方法について下記記事にまとめましたので、こちらを見てみてください。
簿記2級は少し難しくなり、独学だと挫折する人も一定数います。
挫折してしまうようであれば資格講座を取って勉強しましょう。
2級の勉強法についてまとめた記事を下記に記載したので、2級を独学で目指したい方はこちらも読んでみてください。
独学だと厳しいなと感じたら学校やオンライン講座を検討してみましょう。
STUDYingというオンライン資格講座がありますが、スマホでもPCでも勉強できるので通勤時間や家にいる時間を有意義に使いながら勉強することが可能です。
価格も3級と2級をまるっと学べるもので2万円程なので、テキストを買っているとそこそこの粘弾になるのでそこまで高い金額設定ではないかなと思います。

日商簿記1級を学ぶなら学校か資格の学校に申し込もう
日商簿記1級を勉強したい場合は、資格の学校に通った方が良いと思いますが、2級までの取得を前提にしているところもあるので、いったん2級を取得してから税理士や会計士を目指すのであれば資格取得を検討しましょう。
スクールに通うと普通に10万、20万になりますし、半年以上は勉強することになるのでここまでの知識が必要なのかどうかをしっかり見極めましょう。
コメントを残す