「転職と副業のかけ算」はキャリアアップし年収を上げたいビジネスマンの必読本【書籍レビュー】

転職と副業のかけ算

「転職と副業のかけ算」は生涯年収を最大化するための生き方について超具体的に書かれた本なので、年収を上げたいけどどう行動してよいか分からない、キャリア志向のあるビジネスマンにとっての必読本です。

普通、ビジネス本だと割と概念的な話が多く、本を読んでモチベーションが上がっても3日後には

『で、ここからどうしていけばいいんだっけ?』

となりがちな印象ですが、この本は超具体的な行動の方法までイメージできるように書かれているので、どんな立場に置かれた人でも行動に移しやすい本になっています。

この著書を書かれたmotoさんは年収240万から10年間で5,000万円まで引き上げてきており、その中で行動されてきた方法は確かにそういうやり方あったから明日から早速会社でも実践してみようとなれるようなものも多く、何か変化を起こしていきたいビジネスマンにとってもおすすめです。

「転職と副業のかけ算」は年収を上げていきたいビジネスマンにとっての指南書

「転職と副業のかけ算」では、市場価値の高い人材になるための考え方から実際の行動、その後の転職や副業についての方法論がかなり細かく書かれています。

しかし、この記事では転職の際の具体的な行動や方法論、副業についてはあまりフォーカスしていません

方法論はかなり具体的なのでお勧めしたいのですが、個人的にこの本で大事なところはその方法論を知るところではなく、

  • 今の時代に求められる本当の安定とは?
  • 大事なのは転職のテクニックよりも今の会社での成果
  • 上司の評価より市場の評価に軸を置き市場価値を高める
  • 願望の解像度を高めることでどんなキャリアが最適かを選ぶ基準ができる

という4つのポイントが大事だと考えました。

ここがしっかりできていない人はそのあとのテクニックを読んだり副業のパートを読んでも仕方がないなと考えたのでこの4つのポイントについてトピックさせて頂きました。

逆にこの4つのポイントが意識できていてすでにそれに向けて動いている人は転職時の具体的な方法論や副業のパートはかなり意味のあるものになるのでぜひ読んで実践してみて下さい。

僕自身も会社でもっともっと成果を出していかないといけないとこの本を読んで思いました。

現職で成果を出すことがそのあとのより良いキャリアに繋がり生涯年収を最大化することに繋がります。

今の時代に求められる本当の安定とは?

今の時代、まだまだ終身雇用的な企業も存在していますが、どの企業がいつ潰れるかわかりませんし、会社がつぶれてしまうと会社内でしか使えない能力しかない人は路頭に迷ってしまいます。

大企業がつぶれないことが前提にあった昔とは違い、現在は大企業でもいつどのような状態になるかは分かりませんし、5年後、10年後にはTOP10の企業の顔ぶれがすべて変わっている可能性だってあります。

そんな時代の中で常にいつでもどこでも自分の力でお金を稼ぐことのできる能力が求められます。

筆者は、安定を手に入れることについて下記の様に述べています。

「自分はいつだって転職できる」「どんな環境でも、自分でお金を稼げる」「給与以外に収入がある」という状態を実現していくことが「本当の安定」に繋がります。
一つの会社に依存して働い続けるよりも、複数の会社で経験を積み、自分の市場価値を伸ばしていくことは、ひとつの防衛策なのです。

これを実現していくにはマインドセットとして下記のような考え方が重要です。

「会社に給与を用意してもらう」とか「給与はもらうもの」という従来の考え方は捨てて、「キャリアを自分で取りにいく」「年収を自分で上げにいく」「副業を通じて自分でお金を稼ぐ」といった考え方を持つことが重要です。

副業が世間で話題になって久しいですが、自分自身でお金を稼ぐというところをしっかり考えてそのために行動している人は少ないように思います。

では、会社に依存せずに市場価値を伸ばしていくためにはどうしたらいいのでしょうか?

大事なのは転職のテクニックよりも今の会社での成果

市場価値を高めていくために転職はひとつの手段になり得ますが、ただただ転職するだけでは意味がありません。

経験の幅が広がったり身に着けられるスキルの幅を広げていくことで収入アップにつながっていきます。

しかし、転職のテクニックだけでは限界があり、その前の前提として下記のような考え方が重要であると述べられています。

転職で年収を上げ続けるためには、様々なテクニックがあります。
しかし、その大前提として、年収を上げる転職には「今いる会社」で成果を出すことが必要です。
特に20代のうちには高い給与を追い求めるより「自分のスキル」を貯めたほうが長い目では大きな価値になります。
僕も行く先々の会社で成果を出すために頭と体に汗をかいて働いてきました。
その過程で得た経験や知見こそが、転職で年収を上げる大きな要素なのです。

今の会社で何の成果もあげていないのに転職で重宝され年収の高いオファーが来るなんてことはまずありえません。

市場価値を高める転職をする前に今の会社で成果を出し、市場価値が高くなる経験を積んで行くことが重要です。

それをするために下記6項目が重要だと述べられています。

「機会をもらえる環境」で背伸びをする
未経験でも「挑戦する姿勢」を持つ
デキる人を徹底的に「マネる」
「企業を成長させる視点」を持つ
「看板のない自分」にできることを考える
「経営者目線」を「自分」に当てはめる

上記6つが会社の中で成果を出していくことが必要だと述べられています。

いきなりすべては難しいですが、思いりってやれば明日からでも実践できることも多いので試してみてください。

しかし、上記を行うだけで市場価値が高いと言えるのでしょうか。

市場価値を高めていくために必要なことはどのような能力が必要になってくるでしょうか。

上司の評価より市場の評価に軸を置き市場価値を高める

前述したように、会社の評価、上司の評価だけを気にしているといつのまにか会社のなかだけでしか使えない人間になってしまいます。

常にその業界や業種でどのようなことが求められているのか市場価値を高くしていくにはどうしていくべきかを考えて行く必要があります。

では、市場価値が高いとはどのような状態でしょうか。

この書では市場価値が高い状態を生産性が高い状態と定義されています。

生産性とは、「会社の業績を伸ばすための本質を見極めて、効率的に行動する力」

会社の業績を伸ばすために必要なことは何なのかを情報収集して分析し、それを効率的にこなすには情報収集するためのコミュニケーション能力や集めた情報から正しい仮説を立ててそれを効率的な最善のやり方で検証していく必要があります。

口で言うのは簡単ですがかなり難しいですね。

市場価値を高めていくには下記のような力が必要だと書かれています。

【市場価値(=生産性)を高める5つの力】
論理的な思考ができる力
構造的に物事を捉える力
物事を俯瞰したうえで、課題を特定する力
課題に対して仮説を立て、誰にでもわかりやすく話せる力
①~④を用いて組織をマネジメントする力

この5つは普段の仕事の中で磨くことができ、筆者はホームセンターのレジ打ちの仕事で試行錯誤してきたときに身に着けてきたそうです。

上記のような能力はどのような仕事にも求められることなので、難しい課題に対してどれだけ考えて実行し、失敗したら失敗の原因を考えてまた行動に移すというような忍耐強さや試行錯誤が必要になってきます。

この経験は、未経験の中に潜んでいると書かれています。

未経験の仕事の依頼を受けたら喜んで引き受けてみましょう。

そこで得た経験が糧となるはずです。

僕もWEBマーケティングしかやっていなかったときからいきなりフィリピン支社での部署立ち上げをして、採用をしたり組織をどう作っていくかみたいなことを考えるときに上記のような能力が普段の業務をしていたときよりも身についたと感じます。

普段の仕事だとだんだんパターン化されてきてしまい、市場価値を高める5つの力を使う場面が少なくなったり今までの経験則でなんとか解決できるようになります。

しかし、未経験の仕事の中では何もわからない状態からその業務の構造理解をしてそこから課題を発見していくことが求められるので5つの力が身に付きやすいかなと思います。

願望の解像度を高めることでどんなキャリアが最適かを選ぶ基準ができる

市場価値を高めるのは良い事だと思うのですが、市場価値を高めていった先に何があるでしょうか?

何もしたいことがない、目指すところがないと今後どのようなキャリアを歩んでいけばいいのか決断するのが難しくなってきます。

そこで筆者は下記を提言しています。

「実現するためにはどうしたらいいか?」を手触り感が持てるくらいリアルに想像するようにしています。
~中略~
大事なのはその「妄想」を手触り感あるレベルまで「想像」することです。
生活に困らない収入とは具体的にいくらなのか?働かずに不労所得で海外にいる状態は、どこの国にいて、何の収入でいくらを得ているのか?というように、映像で想像できるくらいまで情報を集めていきます。

なぜ自分は市場価値を高めたくてそれを実現するためには何をする必要があるのかは明確な目標がないと自分がどんなキャリアを選択していけばよいのか選びづらくなってしまいます。

この文章以降、転職に関する様々なテクニックが出てきますが、まずはしっかりと成果を出して市場価値の高い人材になるために努力し、キャリアが明確にならないと話になりません。

それぞれのフェーズに合わせてできることから実践してみよう!

この本は会社内で市場価値を高めていき、さらに市場価値を高めていくための転職方法やそこで得た知識や経験や副業についてなどが順を追って説明されていますので、自分のフェーズにあったところから目次から選んで読んでいくのも良いと思います。

今の企業で成果を出せていない人はまず成果を出すための考え方や行動が必要になってきますし、すでに成果を出していてそろそろキャリアアップの転職をしたい人はそのための行動をしていくことになります。

今の自分がどのフェーズにいるのかを確かめてそれを着実に実行して市場価値の高い人間になるにはどうしたらいいか一緒に試行錯誤していきましょう!



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