オファー面談は内定承諾をする前に直接企業とコミュニケーションが取れる最後の場なのでしっかり準備して判断に必要な情報を集める必要があります。
オファー面談時に確認しておくべき内容を実際にオファー面談を受けたことのある僕がまとめました。
オファー面談の目的
オファー面談とは、内定後に行う条件の確認などを行う場となっています。
「処遇面談」(「オファー面談」と呼ばれる場合も)とは、内定が出た後に行う面談のことです。企業が内定者にあらためて直接会って労働条件を説明することで、「入社してほしい」という熱意を伝えると同時に、選考の過程で誤解が生じていないかを確認し、内定者に不明な点があればそれをクリアにしてもらうことを目的にしています。
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内定者の不明点を明確にして企業があなたに入社してもらうための場でもあります。
勘違いしてはいけないのは、これは面接や選考ではなく最後のすり合わせの場です。
労働条件のすり合わせ
給与や勤務時間、勤務場所、福利厚生などの説明を受けます。
どのような条件で働くのかの説明を聞くので注意して聞きましょう。
配属される部署と業務内容や役割などのすり合わせ
どのような役割を持つ部署で部署のミッションやその中で期待されること、業務の内容を細かく確認しましょう。
企業側から説明があると思いますが、実際に働くイメージが湧くくらいまでヒアリングしておくと入社後のギャップが少なくなります。
募集要項に書かれていた内容と少しでも異なる場合はなぜそれが異なることになったのかについても聞いておく必要があります。
企業にとっては最後のリクルーティングの場で入社するかどうかの合意形成
オファー面談は企業が内定を出した後に行われ、企業にとっては最後のアピールの場です。
今までの選考の場とは雰囲気が変わり後は内定を出した人物が入社の契約をしてくれるかどうかです。
内定者にとっては入社を決めるうえでほぼ最後の情報収集の場
内定後の面談となるのでここで得た情報が選考で使われることはありません。
あとはあなたが内定を承諾するかどうかになってくるので企業側もあなたに入社してもらうために話をしにきます。
あなたができる最後の情報収集の場なので最後の決め手になる情報や懸念点はできるだけなくしておきましょう。

逆にあなたも最後の選考の場であると考えて臨むとより情報を引き出そうというスタンスで面談に臨めると思います!
オファー面談は必ず行われるわけではない

オファー面談は必ず実施されるものではないことを知っておきましょう。
企業によっては労働条件通知などの文書だけで終わる場合もある
企業によっては労働条件の通知書だけを送ってくる場合もあります。
仕事内容も基本的には募集要項に書いてあるのでそれを見ればだいたいは理解できます。

オファー面談が無い場合は労働条件や求人内容、それまでの面接の中で得た情報で判断する必要があります
希望すれば面談を取り付けてくれる場合もある
オファー面談がなく労働条件が送られてきた場合はメールで質問をするのもありですし、電話ができるなら電話で確認してみましょう。
実際に会って話をしたい場合は面談を申し出てみるのもよいです。
希望すれば面談は実施してくれる場合も多いです。

オファー面談という形ではなく、配属される部署のマネージャーなどになるかもしれませんが実際の働く環境や求められる内容を確認できます!
オファー面談とは?最低限すべき9つの確認事項

オファー面談は面接される側から面接する側のような感じで立場が変わります。
オファー面談はこの会社に行くべきなのか判断する場になります。

より具体的な仕事内容や、面接のときにはしづらかった質問もできるようになるので大切に時間を使いましょう!
どのポイントをみて内定に繋がったのか
採用に繋がった理由を聞いてみましょう。
その理由をしっかりと用意してくれていない企業は、人が足りなくてとりあえずがんがんとってるみたいな可能性もあります。
あなたという人をどう見てくれたのかを知れるので聞いておいて損はないかなと思います。
人事評価はどういう制度になっているか
人事評価がどのようになっているのかは大切です。
どうすれば給与が上がるのかが分かります。
また、人事制度が整っていなくてノリで決まってるような会社も少なからずあるので注意が必要です。
また、どんな目標を期待しているのか、その期待値を超えるとどの程度収入が上がりそうかみたいな突っ込んだところも聞けそうなら聞いてみましょう。
年収はいくらか
必ず年収の話になると思いますが、その年収が納得できるものなのかどうかを必ず確認しておきましょう。
全く未経験の職種に行く以外であれば年収ダウンは基本的にはお勧めできません。
年収を下げて入社しうまくいかなかった場合、次の転職でも年収が下がっていってしまう可能性がありあなたにとってリスクです。
オファー面談で希望年収を下回っている場合、年収交渉をするのはけっこう難しい印象です。
転職エージェントを介しているのであればエージェント経由で年収交渉を行いましょう。
年収の交渉については『転職と副業のかけ算』という本で触れられています。
それ以外にも現職を退職するときにどのように伝えるべきかなども書かれているので興味があればこちらの本を参考にしてみてください。
入社後所属するチームの組織体制や業務内容
説明は企業側からしてくれると思いますがその内容について疑問やあまり内容が良くわからない場合は細かく質問をしておきましょう。
どんな部署でどんな課題があってあなたに求められる役割はなんなのかをしっかり確認しておかないと募集内容と異なる場合もあるかもしれません。
業務内容以外にもどんな人が上司になるのかとかどれくらいの年齢層なのか、勤続年数などを聞いてみてもよいかもしれません。
就業場所・時間はどうなっているのか
最近はリモートワークの会社も増えてきていますが完全リモートなのか週1~2回出社しないといけないのか、通勤できる距離に住まないといけないのかなど会社によって異なります。
労働時間やどの程度の残業時間があるのかについても確認が必要です。
言われていることと異なる場合もあるのでしっかりとメモしておきましょう。
副業可能かどうか
副業を考えている人や今現在副業をやっている人は副業可能かどうかを聞いておきましょう。
確かに会社に黙っていてばれないようにして居ればいいですが、その罪悪感があるのはあまりよくないです。
福利厚生はどうなっているか
家賃補助はあるのかや夏季休暇の有無など福利厚生の部分も確認しておきましょう。
福利厚生は僕はあまり気にしてないのですが、あった方が良いですよね。
特に自分にとって重要な福利厚生の項目は確認しておくべきです。
例えば、育児休暇が魅力的だと感じていた場合に実際の取得状況などを確認するのが大事。
育児休暇を取っていてもそのあと退職している人が多いなどの可能性もあるので細かく確認しておきましょう。

福利厚生の質問は特に通常の面接中ではなくオファー面談で確認するのが良いです!
いつまでに入社するか否かの返事をするべきか
入社の返事はその場でしない方がいいです。
他の選択肢と検討してよく考えましょう。
どの程度猶予をもらえそうかを考えておくとよいです。
内定承諾後いつまでに入社すべきか
だいたいは1か月~2か月後には、、、
っていわれると思いますが、入社時期が現職との兼ね合いでうまく都合をすぐに合わせられない場合もあると思うので聞いておきましょう。
また、うまくやれればその間に語学留学に行くとか引っ越しをするとか退職と転職後のモラトリアム期間を作れるかもしれません。
オファー面談の前に質問する優先順位を決めておこう!

聞かなくても説明してもらえる項目や紙に書いてある内容もあります。
オファー面談で最低限何を確認しておくべきなのか、入社を決めるうえで重要なことや必要な情報なのかを事前に明確にしておきましょう。

オファー面談の時間も有限なので何が譲れないことなのか、何を聞いておかないと判断が難しいのか優先順位を決めておきましょう!
オファー面談では今まで面接される側とする側の立場だったのが、内定をもらっていて入ると言えば入れる内定者側と入社してほしい企業側へとお互いの立場が変わります!