新卒採用でミスマッチが起きてしまう理由

新卒採用のミスマッチ要因

新卒採用のミスマッチはよく巷でも騒がれていますが、どうしてミスマッチが起きてしまうんでしょうか?

中途採用がメインではありますが、自分が採用担当者になって思うミスマッチが起こってしまう理由について考察してみました。

新卒採用でミスマッチに感じている企業と学生はどれだけいるの?

そもそもミスマッチに感じている人たちはどれだけいるのでしょうか。

3年以内に辞めていく人が3割以上と言われていますが3割の辞めた人たち全員がミスマッチだったわけではないと思いますし、辞めていない人がミスマッチだと感じていないとも限りません。

良い会社だと思っているけどステップアップとかチャレンジのために辞める人。
ミスマッチだと思ったけどやめる勇気もなくて仕方がなくだらだらと所属している人。

いろんな人がいると思います。

日本のミスマッチは世界と比べてどうなのかが記載されている記事がありましたので引用させていただきます。

日本における人材の需要と供給のミスマッチは2年連続で悪化し、2015年の調査では最高値である10.0を記録。アジア・太平洋地域で最も「人材が探しにくい国」という結果。

Businesswire「世界31カ国における人材の需給効率調査

新卒採用に限っても同様の話で入社を決めた会社について後悔している人が40%程もいるとのこと。

新卒で入社を決めた会社について「後悔している」と答えたのは41%。後悔している人にその理由を聞いたところ「自分のやりたいことが明確に定まらないまま就職活動を進め、入社してしまった」(51%)、「業界や企業研究が十分でなく、入社後にギャップが生じた」(50%)を挙げる人が多かった。

ITmediaビジネス「新卒で就職した会社に、約4割が「後悔」

新卒で入社しようとして卒業間近にいきなりやりたいこととか聞かれ始めても職業体験もなく何がやりたいのか明確にならないままとりあえず内定が出たところに行ってしまうとそうなることも多いのかなと思います。

また、業界で働いたことのない人がその業界や企業の特徴について深く理解するのは至難の業ですし、いろんな情報を断片的に投げられて混乱してしまうのも利できます。

新卒採用でミスマッチを引き起こしてしまう採用側の理由

まずは採用側として、新卒採用でミスマッチを引き起こしてしまう理由を4つ挙げてみました。

募集がいっぱい来てしまい面接の時間が十分にとれない

40人程度の募集枠に5,000人とか10,000人とか多いと20,000人とか応募が来てしまうそうです。

全員を見ることはできませんし、エントリーシートとグループディスカッション等で減らしたとしても2,000人以上を半年とかの間に面接しなければなりません。

それに対応するために企業は採用担当者を増加させたりしますがそれによって採用基準がバラバラになったりします。

また、1人の就活生に十分な時間をとれません

僕もいくつか面接を受けましたが合計で最短2時間30分程度の面接で内定がでました。

それだけの時間で一人ひとりをしっかり見れているか疑問です。

長ければよいというものでもありませんが個人をしっかり見切れないほど募集が来てしまうが、数を見ないと良い人材が見つからないともいえるので難しい問題です。

本当にとりたい人ではなくとりあえず妥協してリスクヘッジでとっ た人がたくさん来てしまう

40人採用したいと思っているのに欲しい人材40人ちょうどだけに内定を出すわけにはいきません。

この人は必ず来てくれるだろうという人でも3割程度は内定を辞退するんじゃないかと勝手に考えてます。

なので別にいてもいいかもな・・・

くらいの人を20人とか余分にとった結果、その余分な人たちはほかの会社でも微妙な感じで内定をもらった無難な人たちで結果来なくてもよかったのになという話になっている可能性があります。

採用人数のノルマの達成を意識するあまり、いらない人材が来てしまっている可能性は十分あると考えます。

採用担当はもう新卒入社から3年以上経過していて当時の不安や悩み、知りたかったことを忘れてしまっている

採用担当の人は新卒採用で入社したばかりの人がなることは稀です。

新卒採用担当者はだいたい会社に入って最低でも3年以上働いているような人たちがほとんどで就活生と同じ悩みを理解してあげたり、この情報が欲しいだろうなということを理解して話をすることができない人がほとんどな可能性があります。

欲しい人材の要件定義が現場と採用側でずれている

採用側は現場にしっかりヒアリングして全体でどんな人材がどれくらいの割合で求められているのかすり合わせられていない可能性があります。

採用側が求めている人材像と現場が求めている人材像は年によって変わっている可能性があり、去年とか3年前の要件定義とかを使い回していると実際に配属される現場と採用側の考えが不一致を起こす可能性があります。

また、言葉ひとつひとつの定義が採用側と現場では違う可能性があるので細かくすり合わせたり、現場の人間を採用側に入れてリアルな話をしたり学生を評価してもらったりするような仕組みが必要かもしれません。

新卒採用でミスマッチを起こしてしまう就活生側の理由

次に就活生側の理由を見ていきたいと思います。
4つ挙げてみました。

業界研究をしていない、またはしているつもりになってる

僕は就活中びっくりしたのですが、インターネット広告系の会社を受けていて同じ説明会に出て仲良くなった就活生が全く広告のことを理解しないまま入ってきていることです。

さすがに簡単な仕組み位は知ってるものかと思ってました。

実際に会社に入ってからも同様です。

僕はインターネット広告の企業に新卒入社しましたが同期で入社した人の大半以上は広告に関しての知識がありません。

なんで選んだのか全く持って不明です。

業界のことを全く知らないのにやりたいことができないと不満を言っている新社会人はもう手に負えないと思います。

日本だとそう簡単に解雇できないのが実情なので企業としてはつらいところだと思います。

質問の仕方が悪い

就活生の質問でありがちだなと思っているのが、

『○○ってできますか?』

みたいな質問です。

社内にはいろんな仕事をしている人がいるので少しでも思い当たるところがあれば採用担当者は

『できるよ!』

と言っちゃいます。

これは嘘ではありません。

できる部署もあるよという話で全員がその部署に配属されることはないことを頭の片隅に入れておいてないのが問題です。

それを鵜呑みにした結果、

言ってることと違うじゃん!!!

みたいな、ブラック新卒社員(今勝手に考えた)が出てきてしまうのではないでしょうか。

思い込みって怖いですね。

数を打てば当たるかもという考えが就活生同士を苦しめている

就活生はどの業界とかしぼって就活していないし4つも5つも業界をまたいでやっている人もいます。

僕はコンサルとIT系を見ていましたが2つの業界でもそれぞれに合わせて志望動機を書くのはめんどくさいなと思ってました。

みんながみんなたくさん応募してしまって企業側をエントリーシート地獄に陥らせていて、採用に企業側が時間をとれない結果、てきとうにエントリーシートをはねられる可能性があります。

就活生がちゃんと業界とその企業をしっかり絞っていけば企業側も一人ひとりにしっかりと時間を使えるようになるのではないでしょうか。

とりあえず内定が出たからここにしようと妥協して入社してくる

いっぱい受けた結果いろんな会社から内定をもらいます。

その結果、

『この手札の中からならここかな・・・』

というテンションで入社してくる可能性があります。

妥協してきた就活生は会社にとって害になる可能性があります。

やりたいことと違った!!!

と言い出して対応に追われて人事があたふたするのはだいたい妥協して入ってきてしまった人だと考えます。

就活生は個人の責任でミスマッチをなくす努力を

人事側も努力が必要だとは思いますが、ミスマッチをなくすためには就活生自身の努力が必要不可欠です。

自分の人生は自分で切り開くしかないのが現実です。

ミスマッチにならずこの会社に入ってよかったと思えるようになるには今何をすべきなのかをしっかり考えて今のうちから行動を起こしましょう。

仮に入ってしまってミスマッチだなと感じたら転職もひとつの選択肢です。

ただ、新卒で入社してすぐの退職にはメリットもありますが、場合によってはデメリットも大きくなってしまいます。

別記事で新卒1年目で退職する時に考えておきたいことについてまとめているので、新卒1年目、2年目で転職に迷っている人は読んでみてください。



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