投資信託のメリット・デメリット【長期での資産形成を考える】

投資信託のメリットデメリットや運用実績を公開

投資を始めたいときの選択肢のひとつが投資信託で、自分でどんな銘柄でどんな風に管理していけばいいのか分からない投資初心者の人にはお勧めの投資方法です。

この記事では投資信託に興味がある人に向けて投資信託のメリット・デメリットをまとめました。

僕自身もつみたてNISAを満額つみたてしていて、特定口座でもアクティブファンドと言われる銘柄を少額ですが買ったりしています。

その経験や投資信託を買ううえで参考にした書籍なども紹介しながら投資信託のメリット・デメリットについて説明させて頂きます。

そもそも投資信託とは?

投資信託とは

投資信託とはどのよなものなのか投資信託協会のページから投資信託の意味合いを引用させていただきます。

「投資信託(ファンド)」とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。
「集めた資金をどのような対象に投資するか」は、投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行います。

投資信託協会『そもそも投資信託とは?』

様々な投資を行う人からお金を集めて投資対象は株式だけでなく債権や不動産など、国内・海外のもの問わずそれぞれのファンドの運用方針にそって様々な地域や投資対象に投資します。

選んだあとはプロに任せておけるもので、投資方針を見ることができるので投資初心者向けでこれから勉強したい人には向いていると思います。

少額でも投資できるので、まず手始めに少し投資してみたい人におすすめです。

投資信託の運用方法は大きく分けて『インデックスファンド』、『アクティブファンド』の2つ

みずほ銀行HPより引用※2021年7月現在※
みずほ銀行HPより引用※2021年7月現在※

投資信託には、大きく分けてインデックスファンドとアクティブファンドの2つがあります。

かんたんにイデックスファンドとアクティブファンドの違いをまとめました。

種類運用方針組み入れ銘柄手数料
インデックス
ファンド
指標に連動した
成果を目指す
ベンチマークする指標と同様の
銘柄・比率になるように調整
比較的安い
アクティブ
ファンド
指標を上回る
成果を目指す
独自の分析や調査内容を元に
銘柄選択や購入比率を考え運用
比較的高い
インデックスファンドとアクティブファンドの違い

インデックスファンドとアクティブファンドどちらが良いというのはありません。

一般的にアクティブファンドの方が銘柄数がインデックスファンドよりも少ないために値動きが激しくリスクが高いとされています。

また、つみたてNISAという国の非課税優遇制度でつみたてできるのは概インデックスファンドです。

長期でしっかり積み立てて資産形成に向かない可能性もありますが、市場平均を上回る成果を目指して積極的に運用するのがアクティブファンド。

アクティブファンドはリスクが大きい分、リターンがそれだけ大きくなる可能性もあります。

インデックスファンドVSアクティブファンド
現時点のリスク許容度やどの程度のリターンが欲しいのか将来のことを考えながらどちらのタイプが好ましいのか考えよう!

投資信託を積み立てる際はつみたてNISA口座の検討を

つみたてNISAとは、2018年1月からスタートした、金融庁が厳選した投資信託を年40万円分非課税で運用できる制度。

金融庁の説明を引用させて頂きます。

つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)。つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています。

金融庁『つみたてNISAとは』

僕もこの制度を使ってコツコツつみたて投資をしています。

つみたてNISAの利用できる条件などを下記にまとめました。

項目詳細
利用できる人日本にお住いの20歳以上の方※口座を開設する年の1月1日現在)
非課税対象一定の投資信託への投資から得られる分配金や譲渡益
口座開設可能数1人1口座
非課税対象枠新規投資額で毎年40万円が上限
投資可能期間2018~2042年
つみたてNISAの仕組み

つみたてNISAを2022年から始めたとすれば21年間積み立てが可能となり、それを非課税で運用することができます。

つみたてNISAは年額40万円が上限なので12分割して毎月33,333円を積み立てる人が一般的。

もちろん、上限なのでそれ以下でも良いですが非課税枠を最大限利用するという意味では満額利用するとつみたてNISAのメリットを余すことなく享受できます。

長期投資は早くはじめてこつこつ貯めることで福利の効果が効いてくるので、1万円でも毎月つみたてられる人はいまからでもはじめるのがおすすめ

つみたてNISAで運用したシミュレーション結果を金融庁のHPで出してみました。

金融庁HPでのつみたてNISAシミュレーション結果
金融庁HPでのつみたてNISAシミュレーション結果

条件は下記で算出してみました。

想定利回り3%というのは、eMAXIS 全世界株式インデックスという全世界に投資する投資信託の5年利回りが15.03%となっているところを見るとそこまで無理のない数値かなと思います。

これが10年・20年になっていくともう少し下がるはずです。

≪つみたてNISAのシミュレーション≫
■条件

毎月33,000円/積み立て期間20年/想定利回り3%(年率)

シミュレーション結果
元本:792万円
運用収益:291.4万円

この結果を見ると毎月積み立てると290万円の運用益につながります。

課税されると約20%取られてしまうので、運用益は約230万になってしまうので大きな金額になります。

毎月約3万円を20年貯めるだけで1,000万円貯められるので老後の資金になります。

投資信託のメリット

投資信託のメリットを4つ挙げてみました。

100円など少額投資ができる※ネット証券経由

例えば株や国債を買おうと思うとそれなりのお金が必要

しかし、投資信託はネット証券経由でなら100円から積み立てて購入することが可能

少額から始められるので投資信託が分からない人でもリスクを少なくして開始できます。

僕も初めは投資信託がなんなのか分からなかったので、下記本を読んで3,000円から投資信託を開始してどんなものなのかを学んでいきました。

ファイナンシャルプランナーの方が書かれている本で投資を始める前に見直すべきことなど投資を始める前段階としても参考になる本です。

下記記事でどんな本なのかを紹介しているのでよければこちらも読んでみてください。

個人では投資しにくい国や地域、株式や債券に分散投資できる

分散投資の例※金融庁HPより引用
分散投資の例※金融庁HPより引用

例えば東南アジアや南米諸国の株式や国債を個人でひとつひとつ選ぶのは難しいです。

しかし、投資信託であれば特定の銘柄に投資するだけで一気に分散投資可能。

投資したい国や地域の株・債券・不動産にかんたんに分散投資ができるので比較的リスクを抑えて投資をすることが可能です。

交付目論見書や月次報告書を見て経済状況を把握できる

個人で世界経済や政治などの状況を把握してそれが株価などにどう影響するかを勉強するのは大変です。

しかし、投資信託は毎月月次報告書を作成していてその内容を見ると世界経済の1か月の動向を知ることができます。

僕は、基本インデックスファンドの投資信託を買っているのでその投資信託の月次報告書を毎月確認しています。

さらにおすすめは、購入しなくても報告書自体は見れるのでアクティブファンドのものも読んでみると面白いです。

プロが何を考えて銘柄選定を行ったのかを確認できるので投資におけるプロの考え方を無料で見れちゃいます。

中長期で比較的精神的に安定して投資を継続できる

投資信託は個別の株式銘柄とは異なり様々な銘柄に投資をしているので個別株よりも安定する可能性が高いです。

値動きが少ないと精神的に安定して状況を見守ることができます。

また、毎月積み立て設定を行って購入すればいつ買おうか迷う必要がありません。

ドルコスト平均法という手法を使ってできるだけ時間を分散させて安い時に多く買って高い時に少なく買うことを繰り返して長期でリスクを極力減らす投資手法です。

ドルコスト平均法のイメージ
ドルコスト平均法のイメージ

投資をしていても毎日株価が気になってついつい見てしまう人は比較的リスクの少ない株式と債券などを混ぜ込んだインデックスファンドがおすすめ。

アクティブファンドも数十~数百に分散していますがインデックスファンドよりはリスクの高い投資をしている場合が多いので注意が必要。

心が安定していないと不安になってしまうと投資しているのがつらくなってしまうので精神衛生上よくないです。

投資信託のデメリットや注意点

投資信託のデメリット・注意点

元本保証がなく資産が減る可能性あり

投資は基本そうですが、常に元本割れのリスクが発生します。

投資信託は基本的に値上がりでの利益を前提としています。

世界経済がここから永遠に下がり続けていったり、10年後まで上がり続けて、それ以降徐々に下がっていってなかなか上がらないみたいな状況で元本を割る可能性があります。

基本的には長期で積み立てを行うのが前提なので少しマイナスになったからと言って最初の1年とかで数字を見て焦らないことが重要です。

手元に現金が全くないと元本が減っていることに焦って売却したくなってしまうので手元にしっかり現金を残して長期での購入を検討しましょう。

投資信託のメリットの方でも紹介した『はじめての人のための3000円投資生活』には、収入の7.5か月分を最低限貯蓄しておこうというような内容も書かれています。

もしもの時のための現金は手元にいくらか置いておきましょう。

途中で世界経済が伸びなくなったり逆にマイナスになってしまうと元本が減ってしまう可能性

販売手数料や信託手数料、監査手数料などがかかる

投資信託は投資銀行などが投資するのでそのための手数料がいくつか発生します。

その手数料を上回る投資収益が得られないのであれば手元に置いておく方がいい可能性もあります。

できるだけ手数料が安い投資信託を選ぶのがおすすめです。

冒頭でも紹介した通り、インデックスファンドは比較的手数料が安め、アクティブファンドは比較的手数料が高めです。

アクティブファンドは指標を上回る成果を狙いに行くのでリスクを伴いますが、指標を手数料の割合以上に上回る成果を出さないといけません。

しっかりと過去5年くらいのパフォーマンスは最低限確認して手数料を払ってもメリットがある投資先なのかどうかを見極めましょう。

投資信託を選ぶよりも、節税の点を考えるとiDeCoの方が良い可能性もある

投資信託を購入するにはつみたてNISAを使えば利益は日風になりますが節税効果がありません。

iDeCoというサービスには投資した分収入から節税できるので投資金額によって異なりますが年間で数万円の節税が期待できます。

マイナスな運用結果にならない限りは節税効果がある分、収益とは呼べないかもしれませんが投資信託よりも状況が良くなる可能性があります。

ここでiDeCoの紹介を詳しくは行いませんが、基本的に投資信託のように証券口座経由で購入が可能なのでそちらも検討してみましょう。

しかし、60歳以上にならないと引き出せないなどのデメリットもあるのでよく検討してみることが重要です。

投資信託銘柄を選ぶポイントは?

投資信託の銘柄選びのポイントを6つの分けてまとめてみました。

そもそも、どの国・地域や資産に投資したいのかを決めることで日本にある約6,000の投資信託をかなり絞り込めます。

投資信託選びのポイント

①どの国・地域に度の資産クラス(株式・債券・不動産)で投資したいのか
②運用成績を確認する
③手数料がどの程度か確認する
④純資産額を確認する
⑤償還日を確認する
⑥毎月分配型は極力避ける

ネット証券経由だと2,500~2,700銘柄くらいが選択可能なので、その中からどの国のどの資産に投資しているかをかんたんに絞り込めます。

僕は投資信託購入は楽天証券をメインに使っています。

楽天証券ならかんたんに銘柄を検索できます。

下記に検索画面のかんんたんな解説を入れました。

楽天証券の検索画面説明
楽天証券の検索画面説明

投資信託の選び方・ポイントで上げた6つについてより詳しく下記記事で紹介しているので良ければこちらも読んでみてください!

投資信託はどこで買えばいいの?

投資信託は楽天証券・SBI証券で購入するのがおすすめです。

米国株投資をその後に見据えている人はマネックス証券も良い企業分析ツールがあるのでおすすめ。

つみたてNISAを利用して投資信託を購入したい場合は、楽天・マネックス・SBIのどれかで購入する必要があります。

LINE証券も投資信託を購入できますがつみたてNISAを利用できないのと銘柄数が圧倒的に少ないので、普段使い慣れているLINEで少額でテストしてみたい人にはおすすめです。

下記記事でそれぞれの証券会社の特徴をまとめているので、どのネット証券を選べばよいか分からない人は参考にしてみてください!

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