将来のために投資信託を始めたい方や現在銘柄を選んでいる方も多いかと思います。
この記事では楽天・全世界株式インデックス・ファンドの僕の実際の運用実績も交えながら紹介していきます!
この記事では下記のような方を対象にしています。
ちなみに、僕は楽天・全世界株式インデックス・ファンドの存在を下記の本を見て知りました。
家計再生コンサルタントとして株式会社マイエフピーという会社の代表横山光昭さんが書かれた本ですが、横山さん自身が購入されているおすすめの投資信託なども公開されています。
投資信託初心者で何を買ってよいかわからない方は、
すでに長年投資を経験してきた人のアドバイスを元に選んでまずは3,000円程度で試しに積み立て投資してみる
のがおすすめです!
実際にやってみないと分からない事や、やってみて分かってくることがありますよ。
Contents
楽天・全世界株式インデックス・ファンドとは?
楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、
全世界の株式を主な投資対象として運用される投資信託
です。
愛称、楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)とも呼ばれています。
その理由は、バンガードという世界最大級の運用会社が運用しているETF商品をとしているから。
このファンドは、インデックスファンドの世界シェア上位を握っており、運用コストが低い事でも知られています。
最良の投資支援サービスを提供するプロフェッショナル集団株式会社フィスコが提供する、invest naviというサイトにバンガード社の説明があったので一部抜粋して引用。
バンガード社とは?
invest Navi『「SBI・バンガード・S&P500」を徹底解説。特徴や購入できる証券会社は?』
アメリカ合衆国ペンシルベニア州に本社がある世界最大規模の資産運用会社です。世界初のインデックスファンドを個人投資家に提供した会社として有名になりました。
グループの総運用資産は約6兆ドルを超え、今もなお世界中の投資家から強い支持を集めています。
インデックスファンドを個人投資家に提供した世界初の会社というのがインパクトありますね。
「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」は、
バンガード社が運用している「バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF」を「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」が代理で購入する形の投資信託
になっています。
分かりづらいですよね。。汗
楽天・全世界株式インデックス・ファンドの投資信託説明書にどのような形で購入がされているのかの説明が図解されているので引用させて頂きます。
上記のように、楽天・全世界株式インデックス・マザーファンドが「バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF」を購入してくれてその利益が投資した個人の投資家に分配される形で取引がされています。
「バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF」とは?
楽天・全世界株式インデックス・ファンドが購入している「バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF」とはどのような商品なのでしょうか。
「バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF」の運用基本方針は、
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する投資成果を目指す
となっています。
また、難しい言葉が出てきました、、汗
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスについて、投資信託を購入する際に必ず目を通すことになる目論見書に記載があったので引用させて頂きます。
【FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)について】
大型株、中型株および小型株まで網羅する全世界の株式市場の動向を表す時価総額加重平均型の株価指数です。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド目論見書
構成銘柄は、米国、欧州および日本などの先進国株式に加えて、中国やインドなどの
新興国株式を含み、その数はおよそ8,000銘柄にもおよびます(2020年12月31日現在)。
目論見書には上記の記載がありますが、2021年3月時点では9,037銘柄に。
1人で世界中の会社から9,037銘柄を厳選するのは不可能に近いので分散投資をするには最適な投資信託
になっています。
つまり、
楽天・全世界株式インデックス・ファンドを購入するだけで世界中の約8,000銘柄に少額から分散投資が可能
になるわけなので、世界中に投資のリスクを分散できるという点で人気のある投資信託になっています。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドの投資対象
楽天・全世界株式インデックス・ファンドは
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスという指標に連動する投資成果を目指す
ものです。
FTSEのWEBサイトのファクトシートというところから、からこの指標の国数を見てみると、2021年5月時点で49か国に投資できることが分かります。
下記に上位と下位の国の割合をまとめてみました。
まずは上位から見ていきますが、資産評価額上位10か国で約87%を占めています。
かなりの割合で先進国をメインに投資しているのが分かるかと思います。
アメリカ(約58%)/日本(約7%)/中国(約4%)/イギリス(約4%)/カナダ(約3%)/フランス(約3%)/ドイツ(約2%)/スイス(約2%)/オーストラリア(約2%)/台湾(約2%)
※2021年5月確認時※
続いて、2021年5月時点での下位10か国を見ていきます。
下位を見るとそれぞれの国の資産評価額の割合は0.1%以下になっています。
先進国と比較すると経済が安定していないような国にも多く分散投資がされることがこの国々を見ることで分かるかと思います。
ルーマニア/パキスタン/エジプト/チェコ/ハンガリー/コロンビア/ギリシャ/ポルトガル/トルコ/クウェート
※2021年5月確認時※
また、どの銘柄を買っているのか、上位10銘柄についても記載があるので引用します。
投資している国として58%以上がアメリカになっていることを少し前にご紹介しました。
アメリカは世界的に有名な企業が集まっています。
この表を見るとApple/Microsoft/Amazon/facebook/Alphabet(Googleの事)などいわゆるアメリカの超大手の株式に投資しています。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドを選んだ理由
次に、僕が楽天・全世界株式インデックス・ファンドを選んだ理由について紹介していきます!
これひとつで全世界に分散投資が可能
投資を始める時にリスク分散の話が出るかと思います。
投資資金が少ない人は株で少額でいろんなものに分散投資していると逆にどれかに集中できず利益がなかなか生まれなくてマイナスになってしまうことも。
さらに言えば、
日本国内とアメリカと中国と、東南アジアあたりにも投資して日本だけに頼りたくないなあ、、、
となった時でも、全世界49か国に投資できる楽天・全世界株式インデックス・ファンドならこれに投資しておけば後はプロが分散投資してくれます。
iDeCoやつみたてNISAに対応
iDeCoやつみたてNISAはご存知でしょうか?
僕自身はiDeCoは税制面の優遇がありつつ60歳まで引き出せないデメリットが嫌で今のところやっていないんですが、つみたてNISAで積み立てると年間40万円までの投資信託購入で非課税になるんです。
投資信託の銘柄によってはつみたてNISAを利用できない銘柄もありますが、楽天・全世界株式インデックス・ファンドはつみたてNISAに対応しています。
投資で得た利益には約20%程の課税があるのでそれが免除されるのはメリットが大きいです。
信託報酬が安い
信託報酬という言葉を聞きなれない人もいるかもしれないので、信託報酬の説明を引用します。
信託報酬とは、投資信託の運用期間中に間接的にかかる費用のことで、どの販売会社で購入するかは関係なく、一律の料率が適用されます。実際には、目論見書に記載されている年率の値が日割りされ、基準価額の計算時に費用として投資信託財産から支払われています。
トウシル「投資信託のコスト(1)信託報酬のワナ」
投資信託の信託報酬は、銘柄ごとに設定されていて、0.1%程のものから1%を超えるものまで銘柄によってさまざま。
特に、インデックス投資を選ぶ際は信託報酬が安いものの方がおすすめです。
楽天証券経由+楽天カードでポイントが貯まる
他の証券会社でもこの投資信託は購入できるので理由になるかは微妙ですが楽天証券の中にある銘柄から選ぶというのもひとつ選択肢としてありかなと思います。
その理由は、ポイント付与があってその分もプラスになるから。
楽天証券で購入している理由は、
①楽天カードからの決済で100円につき1円分のポイントが付く
②楽天市場での買い物時にポイント投資をしているとポイントがプラス1倍になる
の2点です。
楽天証券を使って投資して1ポイントでも積立投資に回していると、楽天市場での買い物でポイント付与率が1ポイントアップ!
楽天で買い物をすることが多い人は楽天証券にある銘柄の中から選択すると良いでしょう。

毎月3万円投資信託で積み立てをしていれば300ポイント付くので、投資信託の利益がマイナスにならない限りプラスに転じます!
楽天市場で毎月1万円くらいは購入するという人は上記と合わせて400円分、投資をしているメリットも。
たかが400円ですが、年間にすると約5,000円なので大きいですよね。
マネックス証券やSBI証券でも購入可能なので、現在他の証券会社をメインで使っている人はそちらでも投資できると思います。
SBI証券・楽天証券・マネックス証券の違いやそれぞれのメリットを知りたい人はこちらの記事も読んでみてください。
他の全世界株式の投資信託と何が違うの?
全世界へ投資できる投資信託を見てみると複数の投資信託が出てきて何が違うのかわかりづらいですよね。
投資信託を選ぶときには、
投資信託を選ぶうえでの基準
①どんな指標でどんな国に投資しているのか
②投資信託手数料が低いかどうか
③純資産残高
④信託期間(いつまで投資ができるのか)
みたいなところで選べばよいかなと思います。
ざっくり全世界へ投資している投資信託で良く名前のあがる4つを表にしてみました。
同じ指標に投資している場合は純資産と手数料を見て投資すればよいかと思います。
投資信託 | 指標 | 総資産 | 手数料 |
---|---|---|---|
全世界経済 インデックスファンド | MSCI ACWI | 43億円 | 0.528% |
eMAXIS Slim 全世界株式インデックス | MSCI ACWI | 2107億円 | 0.1144% |
SBI・全世界株式 インデックス・ファンド | FTSE GACI | 269億円 | 0.1102% |
楽天・全世界株式 インデックスファンド | FTSE GACI | 1038億円 | 0.212% |
『SBI・全世界株式インデックス・ファンド』と『楽天・全世界株式インデックスファンド』は純資産は楽天だけど手数料はSBIなので好きな方を選べばよいかと思います。
まずは、どっちの指数に連動するものにしたいかを決めるのが大事ですね。
それぞれの指数の違いを下記表にまとめてみました。
投資 信託 | 指標 | 指標概要 | 対象銘柄数 | 時価総額の カバー率 |
---|---|---|---|---|
・全世界経済 インデックスファンド ・eMAXIS Slim全世界 インデックスファンド | MSCI ACWI | 先進国23カ国と 新興国26カ国の49カ国の 大型株と中型株で 構成される株価指数 | 約2,300 銘柄 | 約85% |
・SBI・全世界株式 インデックス・ファンド ・楽天・全世界株式 インデックスファンド | FTSE GACI | 中小型株を含む 主要50の先進国株式及び 新興国株式等が対象の 株価指数 | 約9,000 銘柄 | 約95% |
時価総額のカバー率が違うので、より幅広く投資したい人はFTSEに連動している投資信託で、大型・中型に注力した投資信託なのかの違いで選んでいくのが良いかと思います。
全世界の株へ分散投資ができる上記4銘柄についてより詳しく下記で書いているのでよければこちらも読んでみてください!
楽天・全世界株式インデックス・ファンドへの積立金額・投資実績を公開【2021年5月時点】

さっそく、実績を公開します!
毎月3,000~4000円の金額を毎月自動の積み立て金額で積み立てていました。
その結果、リターンは2021年5月時点で約1万6,000円となっております!

リターンは約30%となっています。
仮に株式投資利益は約20%の税金がかかるのでそれが差し引かれたとしても、1万円以上は資産が増えたことに。
しかし、楽天・全世界株式インデックス・ファンドはつみたてNISA対象商品。
積み立てNISAを活用すれば非課税なのでこのリターンが減ることはありません!
銀行口座に眠らせている預金の金利が0.1%以下なので銀行に置いておくよりよっぽど良いですね。
ただ、
預貯金や収入の大半を投資に使うのは禁物で、投資では元手が減ってしまう可能性も入れておくことが必要
です。
世の中には様々な投資信託の商品があります。
自分の目で見たり調べたりしながらどんな商品が良いか吟味しましょう!
楽天・全米株式と全世界とどっちが良いの?
割と楽天全米株式と全世界株式は比較されることが多いです。
全米株式は投資対象がアメリカだけなので若干信託報酬が安いメリットがあります。
ただ、僕個人的には投資初心者の方は

全世界株式に投資してい置くのが無難!
です。
僕が全世界を選ぶ理由はざっくり下記です。
①アメリカが中長期でずっと成長するかは分からない
②全世界の内訳をみると半分くらいはアメリカ
③全世界株式はアメリカ以外の国が成長してくれたら自動でリバランスしてくれる
現状、世界の経済の中心はアメリカで、GAFAMと言われるような超大企業が生まれているのもアメリカなので全米株式に全力を出したい気持ちもわかります。
しかし、投資信託は長期で見ていく投資方法だと考えてます。
僕の結論
・投資初心者は迷ったら全世界株式を購入しておくべき
⇒6割米国への投資なので無難なチョイス!
・投資に慣れて来てもっとアメリカに投資したくなった人
個別株を購入したり、米国ETFなどを購入しながら米国比率を増やしていくのが良い!
・投資信託をこれから始めたい人
・投資信託を初めて銘柄選びで迷っている人
・楽天・全世界株式インデックス・ファンドとは何かを知りたい人
・すでに他の投資信託購入をしていて次の銘柄購入に迷っている人