フィリピンに投資できるETF『EPHE』とは【投資実績も公開】

フィリピン株式市場全体に投資できるETF『EPHE』

この記事ではフィリピン株式市場全体にに一括投資できるETF『EPHE』の紹介とフィリピンに投資すべき理由や購入できる証券口座をまとめました。

東南アジアはまだまだ発展途上なところがありますが今後の人口増加とともに経済発展していく予測が立てられておりフィリピンも例外ではありません。

現状だと全世界株式系や新興国系の投資信託でもフィリピンの割合が高いわけではないのでフィリピン株に投資したい人はぜひ検討してみてほしいETFになっています。

この記事の想定読者

つみたてNISAなどで満額投資した後にさらに余剰資金で他の投資先を探している人
・フィリピンの株式市場全体に投資したい人
・フィリピンに投資しようか迷っている人

・EPHEを購入したいけどどこで購入したらよいかわからない人

フィリピンに投資する理由

フィリピンの人口ボーナス期は2062年とアジアでも最長

人口ボーナスについて分からない人もいると思うので、野村證券の説明を引用させて頂きます。

生産年齢人口(15~64歳)に対する従属人口(14歳以下の年少人口と65歳以上の老年人口の合計)の比率が低下し、経済成長を促すこと。人口ボーナス期では豊富な労働力を背景に個人消費が活発になる一方、高齢者が少なく社会保障費用が抑えられるため、経済が拡大しやすい。逆に従属人口の比率が相対的に上昇することを人口オーナスという。

野村證券『証券用語解説集:人口ボーナス(じんこうぼーなす)』

つまり、一概には言えませんが、基本的には人口ボーナス期が続く方が経済が拡大しやすい環境に人口分布面ではあるということです。

日本の人口ボーナス期は2005年、米国の人口ボーナス期は2014年に終了。

これに対しフィリピンは2062年まで続く見込みでかなり長く続きます。

人口もまだまだ伸びていく国であり国内での消費行動が伸びていく可能性が高いです。

日本2005年
米国2014年
韓国2025年
タイ2031年
インドネシア 2044年
フィリピン2062年
ジェトロ作成AREAREPORTS『主要国・地域の人口ボーナス期』より引用

2014年に1億を突破し2050年頃には1.5億人程まで伸びていくことが見込まれています。

日本は人口が減少している状況なのでまだまだ成長の余地があり、とある経済の専門家は日本が経済成長を遂げる前の昭和初期の雰囲気に近いという人も。

僕もフィリピンに約3年住んでいましたが、街中に若い人が多く、どこも建設ラッシュで勢いを感じました。

国内GDP・企業の時価総額は年々上昇中

日本の国内総生産は1990年代から横ばいですが、フィリピンはどんどん国内総生産が上昇傾向。

まだまだ低い水準ではありコロナの影響もあって一時成長が鈍化しているようにも見受けられますが長期的に見て今投資しておくべきと判断しました。

フィリピンの一人当たりの国内総生産(Data Commonsより引用)

徐々に国内企業の時価総額についても上昇しており今後の成長に期待が持てます。

フィリピンの国内企業の時価総額(Data Commonsより引用)

発展途上国のイメージは徐々に過去のものとなり改善傾向

フィリピンは発展途上国の問題が根強くイメージとしてありましたが徐々にそれは過去のものとなっています。

1970年代に乳児の死亡率は5%付近でしたが現在は2%台まで低減してきており、就労している自動の割合についても年々下がってきています。

インフラが整っていない問題もあり、首都マニラやセブ島では交通の面でもかなり渋滞があり不便です。

もはや、徒歩や自転車の方が早く行けるわみたいなところもあります。

ここも、日本などの援助を得たりしながら徐々に改善されていく見込みなのでここの改善が待たれます。

アジアでも数少ない英語が母国語の国

フィリピンではタガログ語など現地の言葉が主流ですが英語も母国語で国民の大半が英語を話すことができます。

英語が話せる国で外資系企業が参入しやすく、フィリピンで立ち上がったサービスが他国へ展開しやすいメリットもあります。

ただ、その分外資系企業が参入して自国の企業のシェアが奪われるデメリットもあると言えます。

Top 10 English Speaking Countries(MapsofWorldより引用)

コロナから回復しGDP成長の予測

フィリピンのGDP成長予測(AsianDevelopmentBankより引用)
フィリピンのGDP成長予測(AsianDevelopmentBankより引用)

2020年はコロナの影響を受けて消費が落ち込んだり外資系企業の撤退や観光業での収益源などが重なりマイナス成長となっています。

しかし、2021年・2022年の経済予測を見てみると4%以上の成長が見込まれます。

日本のGDP成長率は2010年以降で4%以上になっていない事を考えると高い成長率で2022年以降の推移も楽しみですね。

2021年11月現在ではコロナワクチンもかなり普及してきて来年度から観光業の増加や消費拡大が始まると経済成長も徐々にしていく可能性が高まります。

フィリピンに投資できるETF『EPHE』とは?

ETF名称iShares MSCI Philippines ETF
運営会社ブラックロック
設定日2010年9月28日
純資産額USD 116,667,704(約130億円)
インデックスMSCI Philippines IMI 25/50 Index
保有銘柄数38
過去12ヶ月分配金利回り0.95%
経費率0.59%
2021年11月現在のEPHEの基本情報

フィリピンに投資できるETF『EPHE』は米国最大規模の運用会社ブラックロックが運営しています。

このETFが指標としている MSCI Philippines IMI 25/50 Index はフィリピン株式市場で取引されている資産の99%のカバー率を誇るのでこのETFを購入しておけばフィリピン全体の経済成長の波に乗ることが可能。

38銘柄とかなり保有数が少なく見えますが、フィリピン証券取引所に上場している企業数が276社なのですごく少ないというわけではないです。

SMやAYALAといった財閥系がフィリピン経済に大きな影響力を与えていることもあって上位銘柄でかなりの割合を占めています。

EPHEの運用実績

EPHEの運用実績は直近1年を見ると14%と非常に高くなっているものの、5年ではマイナスとなり10年でも3.9%とかなり厳しいリターンとなっています。

個人的には長期保有でフィリピンで3年住んでいて少し思い入れもあるので今後長い期間保有し続ける銘柄として購入しています。

インデックスと比較するとかなりばらつきが起きているのでこのあたりは気になるところですが長期的に見守っていきたいと考えています。

年率(%)1年3年5年10年
トータル・リターン14.860.65-3.303.90
インデックス15.771.47-2.604.66
2021年11月時点のEPHEのトータルリターン

EPHEの構成銘柄

構成銘柄を見るとフィリピンに1か月以上滞在した人であればかなり名前を聞いたことのある企業が立ち並ぶと思います。

下記はEPHE構成銘柄の2021年11月時点の保有比率TOP10銘柄をブラックロックのサイトから引用します。

企業名保有比率業種
SM PRIME HOLDINGS INC10.42不動産
AYALA LAND INC8.62不動産
AYALA CORP6.93資本財・サービス
SM INVESTMENTS CORP6.78 資本財・サービス
JG SUMMIT HOLDINGS INC5.04資本財・サービス
BDO UNIBANK INC4.64金融
BANK OF THE PHILIPPINE ISLANDS4.47金融
PLDT INC4.20通信
INTERNATIONAL CONTAINER TERMINAL S 4.13資本財・サービス
JOLLIBEE FOODS CORP3.72一般消費財・サービス
2021年11月7日現在の銘柄別保有割合(%)※ブラックロックのサイトより引用

フィリピンに行ったことが無い人はなじみのない企業ばかりだと思うので簡単にですが一部企業を紹介します。

SM PRIME HOLDINGS INC

不動産開発会社で子会社を通じて住宅用不動産やショッピングモール、オフィス、ホテルなどを開発。

フィリピン各地に大きなモールがあり現地では知らない人はいない程の大企業。

アジアでも最大級のモールを運営している企業で観光でもよく名前が挙がります。

AYALA CORP

アヤラコーポレーションはSMと同じように様々な事業を展開。

アヤラも大きなモールを保有しています。

住宅・商業コミュニティの開発、金融、保険、通信、配水・排水サービス事業、BPOサービス事業、エネルギー事業など本当に幅広い事業を展開しています。

持株会社で子会社を多く保有しており、EPHEに入っている

・BANK OF THE PHILIPPINE ISLANDS
・AC ENERGY CORMPRATION CORP
・MANILA WATER INC
・GLOBE TEL INC

などの株式を保有しています。

GLOBEは携帯キャリアで僕もフィリピンにいたときはかなりお世話になっていて、GLOBEとSmartという2大キャリアがかなりのシェアを誇っています。

PLDT INC

通信サービスを提供する会社で無線・固定回線を提供。

フィリピンの光ファイバーの通信サービスといえばPLDTでフィリピンに進出する多くの企業がPLDTを活用していました。

BDO UNIBANK INC

フィリピンメインでフルバンキングサービスを運営する国際銀行で日本にも子会社があります。

こちらはSMグループ傘下となっています。

セブン銀行からBDOの送金サービスがあったりするので意外と身近です。

JOLLIBEE FOODS CORP

Jollibeeはファストフードチェーンでフィリピン国内に複数ブランドを展開しており東南アジア中心に拡大しています。

ハンバーガーチェーンのJOLLIBEEはフィリピン国内だとなんとマクドナルドよりも人気があるとのこと。

フィリピン人は米とライスが好きなので米とライスがついたセットなんかもあったりします。

EPHEのセクター割合

資本財・サービス30.78
不動産22.70
金融15.66
一般消費財・サービス7.56
通信7.54
生活必需品7.07
公益事業 6.07
エネルギー1.35
素材0.99
キャッシュ、デリバティブ等0.27
2021年11月7日現在の業種別保有比率(%)※ブラックロックのサイトより引用

のむらんのEPHE運用実績実績

2021年に入ってからEPHEを購入し始めてまだ16株しか保有していませんがコロナ後に期待しているので買い増していく予定です。

フィリピン経済が成長するにつれて上場する企業が増えたり個人の所得が上昇したりしていくことで今後10年・20年のスパンで見て伸びていくと信じているので長期保有前提です。

経済成長したり通貨の価値が上がっていく中で配当も増えたらいいなあと思ってます、、笑

今後も不定期で運用実績をアップデートしていきます。

保有数量現在値(1株単位)取得単価 (1株単位) 外貨建評価額評価損益
16株32.69USD31.17USD523.04USD+24.32USD
のむらんのEPHE投資実績※2021年11月18日実績

EPHEを購入するのにおすすめな証券会社は?

EPHEを購入するのであれば、楽天証券・SBI証券・マネックス証券あたりがおすすめ。

SBI証券はETFかんたんに定期積立ができるので個人的に気に入ってます。

僕がEPHEを買う時はSBI証券で定期積立+値下がりしたときに一括購入してます!

ただ、楽天証券の方が使い勝手が良いので定期購入しない場合であれば楽天証券にしようかと考えてました。

現状この3つの口座のうちのどれかを持っているのであればそこから購入しましょう。

定期積立をしたい人はSBI証券がおすすめなので解説が必要です。

どの口座経由で購入しようか迷っている人は下記記事でそれぞれの口座の特徴やメリット・デメリットをまとめているのでよければ下記記事も読んでみてください。

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