アフリカに投資できるETF『AFK』と『EZA』を比較

アフリカに投資できるETFを比較

アフリカは現在は発展途上な国が多いですが豊富な資源があり順調に人口増加している魅力的な投資先です。

しかし、

ETFならアフリカのみに投資可能!

なので、僕はETFでAFKというアフリカ全体に投資できるものを買っています。

今回紹介する2つのETFはSBI証券・楽天証券・マネックス証券から購入可能になっています。

この記事の想定読者

・新興国の中でもアフリカに投資したい人
・アフリカETFの種類を知りたい人

・アフリカに投資できるETF『AFK』と『EZA』の概要を知りたい人

投資信託の新興国株式でもアフリカが一部含まれてはいますがもっと積極的に投資したい人も多いのでは。

今後の成長に期待して積極的に投資したい人はぜひアフリカに投資できるETFの購入を検討してみてください!

アフリカに投資する意味

投資先としてのアフリカ

アフリカのGDP

アフリカのGDPはどの程度でしょうか。

国名GDP(in billion U.S dollars)
Nigeria442.98
Egypt361.88
South Africa282.59
Algeria147.32
Morocco112.22
アフリカ地域の2020年のGDPTOP5※Statistaより引用

日本のGDPが現在5兆ドルくらいなのでTOPのナイジェリアのGDPの10倍で上位5か国を合わせても日本の方が大きいGDPとなっています。

勝手に南アメリカが1位だと思っていたんですがナイジェリアやエジプトの方がGDPが多いことに驚きです。

1人当たりGDPを見てみても南アフリカは6番目になっていて、セーシェルという聞きなれない国が1位となっています。

国名GDP per capita(in 1,000 U.S dollars)
Seychelles9.67
Mauritius9.64
Gabon8.6
Rquatorial Guinea8.07
Botswana7.82
South Africa5.44
Namibia4.37
Egypt3.83
Eswatini3.71
Tunisia3.68
アフリカ地域の2021年の一人当たりGDPTOP10※Statistaより引用

セーシェルは松田聖子さんのセーシェルの夕日という歌で有名になり知っている人もいるかもしれません。

セーシェル以外の1人あたりGDP上位国も特定の何かの産業に依存している場合が多いです。

産業の多様化という意味で言うとは南アフリカが今後の発展に期待できそうな気もしてますが、自動差産業が盛んかと思いましたが部品の組み立て等が中心なようです。

アフリカの一人当たりGDPを見ると1万ドルを超えている国が2021年だとありませんが、日本が一人当たりGDPで1万ドルを超えたのは1983年です。

調べてみたらディズニーランドができた年で37年前にさかのぼります。

ワープロが普及、任天堂からファミコンができた年でもあるそうです。

ある意味、1970~1980年前後くらいの日本とアフリカは同程度の水準だと言えるかもしれません。

経済成長予測

世界銀行の2023年までのGDP成長率は下記のようになっており、先進国と比べるとアフリカのGDP成長率は伸びていることが分かります。

国・地域2020202120222023
先進国
(米国・ユーロ圏・日本等)
-4.75.44.02.2
東アジア・大洋州地域
(中国・インドネシア・タイ等)
1.27.75.35.2
中東・北アフリカ地域
(サウジアラビア・エジプト等)
-3.92.43.53.2
サブサハラ・アフリカ地域
(ナイジェリア・南アフリカ等)
-2.42.83.33.8
世界経済予測※世界銀行HPより引用

実際に2000年~2017年のGDPの推移をJETROの資料から抜粋させてもらいますが、3%以上の成長率を保ちながらGDPは拡大していることが分かります。

JETRO『アフリカビジネスの最新動向』※2021年3月4日※
JETRO『アフリカビジネスの最新動向』※2021年3月4日※

高い成長率を継続しているアフリカですが、JETROが作成した資料によると外国からの直接投資の金額も年々増えてきています。

JETRO『アフリカビジネスの最新動向』※2021年3月4日※
JETRO『アフリカビジネスの最新動向』※2021年3月4日※

2010年と2019年の比較では好物・採石・石油などの資源が23%の割合だったのに対し2019年には3%まで下がっているところを見ると資源ばかりに投資が言っているわけではないことが分かります。

アフリカの人口増加と平均年齢

人口増加率の予測はアフリカが圧倒的で2100年には人口の3割強を占める見通しだそうです。

国連の最新の予測によると、地域別で人口増のペースが最大なのが、サハラ砂漠以南のサブサハラアフリカだ。他地域に比べ高い出生率を保ち、2019年時点の10億6600万人から50年には21億1800万人に倍増する。2100年には約38億人と世界の人口の3割強を占める見通しだ。国別の人口ではナイジェリアが19年の2億人から100年には7億3300万人へと大幅に伸びる。コンゴ民主共和国も同期間に8700万人から3億6200万人まで増えると見込まれる。

日本経済新聞『アフリカの人口、21億人に倍増』

2014年にポストされた記事にある平均年齢のマップですが、日本の平均が48歳くらいなのでアフリカがいかに若い年齢で構成されているかが分かります。

The World『These maps show where the world’s youngest and oldest people live』から引用
The World『These maps show where the world’s youngest and oldest people liveから引用

まだまだ若い国で発展途上で未開拓な地も多いアフリカですが先進国と比べると若い国が多いので東南アジアなどと同様に今後の成長にも期待できそうです。

アフリカに投資する前に読んでおきたい『超加速経済アフリカ』

僕はアフリカに投資する前にアフリカの現状を知りたくて下記本を読みました。

アフリカのスマホ普及率や今後の人口増加についてなどアフリカに投資すべきかどうか悩んでいる人にとって知りたい情報がたくさん手に入ります。

特にアフリカのベンチャーの実態や医療テックなど日本には規制が多くてなかなか導入できないビジネスなども紹介されていてアフリカの勢いを感じる事が出来ます。

印象に残ったものをひとつ紹介すると、ドローンで血液などを運んで届けるというサービス。

日本だと航空規制などがあって物流でも導入にかなり時間がかかりそうですがアフリカには良い意味で規制が少なく導入もスムーズなので新サービスのテストががんがんできます。

規制や特定の業界の既得権益に縛られて新しいサービスがなかなか導入されない日本やその他先進国とは異なる勢いがあります。

今後の成長は東南アジアに向けられるものと同じものがあるので今後のアフリカの動向に注目です。

アフリカに投資できるETF『AFK』と『EZA』を比較

アフリカに投資できるETF2つを比較※2021年8月にデータ取得
アフリカに投資できるETF2つを比較※2021年8月にデータ取得

指標の違い

ETFに投資するにあたって必ず確認しておきたいことのひとつが指標の違い。

この指標の違いははっきりしていて、

【AFK】アフリカ全体に投資
EZA】南アフリカのみに投資

という違いがあります。

各指標の概要を下記にまとめてみました。

ETF指標指標の概要
AFK
(VanEck Cectors
Africa Index ETF)
MVIS 
GDP Africa
Index
・アフリカのGDPを反映して投資割合を決定
・アフリカ以外の企業でも50%以上の収益を

アフリカで上げる企業も含まれる
・時価総額150millionドル(約160億円)以上
・3か月の株の毎日の取引量は少なくとも

100万ドル(1億円)
・会社別割合は最高8%以内
EZA
(iShares MSCI
South Africa ETF)
MSCI
South Africa
25/50 Index
・南アフリカの型および中型の株式に投資
・南アフリカの株式市場の時価総額85%を

対象に的を絞って投資
・時価総額加重平均型株価指数
アフリカに投資できるETFの指標の違い

AFKはアフリカ全体のGDPの比重を見ながらどの国にどれくらいの割合投資するかを決めています。

また、1社あたり8%を超えない範囲にしていてできるだけ分散されるような設計になっているのが個人的には好きです。

EZAはアフリカの中でも発展著しい南アフリカで経済や政治もアフリカ全体の中では安定しているので安心した投資先になるかもしれません。

このあたりはどこに投資したいのかアフリカについて調べてみたうえで決めるのが良いかと思います。

組み入れ国の違い

EZAは南アフリカのみなので、AFKの上位5か国を見てみました。

南アフリカ、モロッコ、ナイジェリアと続きますが、カナダも約8%入っています。

これはAFKがアフリカで収益を上げている大きな企業も対象にしているからで下位には中国やアメリカ、英国なども並んでいます。

AFKの投資上位国TOP5※2021年8月時点※
South Africa(33.3%)
Morocco(16.0%)
Nigeria(13.8%)
Kenya(10.6%)
Canada(7.9%)
AFKの投資上位国TOP5※2021年8月時点

モロッコが意外と感じられるかもしれませんが、アフリカとヨーロッパをつなぐ位置にあるのでモロッコの立ち位置は重要なものになってくる気がしています。

組み入れ銘柄の違い

続いてTOP5の国別銘柄の違いを見ていきます。

重なっているのは上位のNASPERSのみ。

順位AFK(南アフリカ全体)EZA(南アフリカのみ)
1位NASPERS LTD-N SHS(南アフリカ)
7.06%
NASPERS LIMITED N LTD
19.84%
2位SAFARICOM LTD(ケニア)
6.80%
FIRSTRAND LTD
6.52%
3位ATTIJARIWAFA BANK(モロッコ)
5.43%
IMPALA PLATINUM LTD
4.68%
4位ANGLO AMERICAN PLC(イギリス)
※割り当ては南アフリカ

4.89%
MTN GROUP LTD
4.66%
5位COMMERCIAL INTL BANK-GDR REG(エジプト)
4.56%
STANDARD BANK GROUP
4.17%
アフリカETF『AFK』と『ESZA』の組み入れ銘柄TP5※2021年8月時点

どの企業名も聞きなれないのでどんなことをしている会社なのか気になりますよね。

NASPERSは2001年にテンセントに3,200万ドルを出資し、その価値は2021年4月には約2390億ドルとなっており、企業価値よりもこの持株の価値の方が高いのではというくらいの企業です。

プロサスの親会社で南アフリカ共和国のナスパーズは2001年にわずか3200万ドルをテンセントに出資。その持ち分の価値は現在、約2390億ドルとなっている。

Bloomberg『オランダのプロサス、テンセント株2%を売却へ-最大1兆6000億円』

アフリカにこれほどの会社があるとは正直驚きです。

Prosusというオランダに置く会社から投資を行っていてUdemyやSimillerWebなどは聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

最近日本に進出してきたフードデリバリーのWoltにも出資しているようです。

NASPERSの事業ポートフォリオ※2021年3月時点
NASPERSの事業ポートフォリオ※2021年3月時点

知らない土地の企業を調べてみていくのもなかなか面白いです。

組み入れ業種の違い

次に業種を比べてみました。

上位の業種は比率は違うものの概同じような状態です。

やはり現状では素材が上位に来ています。

今後は経済成長にともなって一般消費財・サービス、ハイテク当たりの業種が上位に来るかもしれません。

順位AFK(南アフリカ全体)EZA(南アフリカのみ)
1位金融
31.4%
金融
27.8%
2位素材
27.9%
素材
25.43%
3位通信
17.5%
一般消費財・サービス
22.6%
4位一般消費財・サービス
13.0%
生活必需品
8.57%
5位生活必需品
8.5%
通信
8.14%
アフリカETF『AFK』と『ESZA』の組み入れ銘柄TP5※2021年8月時点

アフリカの一人当たりGDPが上がっていけば生活必需品などの需要も高まっていきさらに外資もどんどん進出してくると思うのでどのような動きになっていくか注目です。

AFKとEZAの値動き

AFKとEZAの値動きのグラフを張ってみました。

1株当たりの金額はAFKの方が安めで買いやすいと言えば買いやすい価格になってます。

どちらのグラフも概同じような動きをしていますが、AFKの国別割合が南アフリカの割合が3割以上となっており上位のNASPERSも被っている投資先なので概同じ動きになるのは理解できます。

もう少し細かく調べてみると、南アフリカがやはり経済の中心なので主要国は南アフリカとある程度連動するような市場平均になっているかもしれません。

配当の違い

AFKとEZAでは配当金額も違えば、配当する回数も異なります。

直近のAFKとEZAの配当実績などをまとめました。

≪AFK≫
【配当回数(年)】1回(12月)
【直近の配当利回り】3.66%
【直近の配当金額】
2020年12月:$0.796
2019年12月:$1.286
2018年12月:$0.336
2017年12月:$0.494

≪EZA≫
【配当回数(年)】2回(6月・12月)
【直近の配当利回り】4.62%
【直近の配当金額】
2021年6月:$0.491481
2020年12月:$1.771158
2020年6月:$0.645136
2019年12月:$4.704729


EZAの方が年2回配当がありますが、AFKは1回で直近利回りは約1%程違います。

南アフリカの方が経済が安定していて配当を出す企業が多いのかもしれません。

このあたりはもう少し調べてみないと分からないので別の機会で調べようかなと思います。

AFKとEZAはどのネット証券で購入可能?

AFK・EZAはそれぞれ楽天証券・マネックス証券・SBI証券で購入可能

僕はSBI証券でアフリカ全体に投資できるAFKを定期積立しています!

ちょっと使いづらいんですが、メインで使っている楽天証券がETFの定期積立ができないためSBI証券で買ってます。

定期積立だけでなく日々の金額の推移を見ながら不定期で追加購入を検討してます。

個人的には定期積立するならSBI証券がおすすめで不定期で購入していくなら楽天証券がおすすめ。

マネックスも良いですがわざわざドルに換えてから購入するのが面倒だなと感じています。

それぞれに様々な良さがあってあまり証券会社を分散させたくないという人はしっかりとメリット・デメリットを吟味しながら証券会社選びをしてみてください。

それぞれの口座の特徴は別記事にまとめているのでよければこちらも読んでみてください!


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