投資信託の選び方・ポイント【投資初心者はつみたてNISA活用がおすすめ】

投資信託の選び方・ポイント

この記事では、国の投資税制優遇制度のひとつであるつみたてNISAでどんな商品を選べばよいのかについて解説します。

また、つみたてNISAで購入できる投資信託とはどんなものなのかも解説しているので、投資信託ってどんなものなの?という疑問も解決できます。

この記事の想定読者

・投資信託が何なのかが分からない人
・つみたてNISAで長期積み立てを前提として投資信託選びをしたい人

・つみたてNISA口座で購入する銘柄選びの参考にしたい人

この記事では、つみたてNISAで購入する投資信託選びを前提として考えているので、インデックスファンドでの長期投資を考える方の参考になると思います!

Contents

そもそも投資信託とは?

投資信託のイメージ※一般社団法人投資信託協会HPより引用※
一般社団法人投資信託協会HPより引用

投資信託協会によると、投資信託は下記のように説明されています。

「投資信託(ファンド)」とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。「集めた資金をどのような対象に投資するか」は、投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行います。

一般社団法人投資信託協会『そもそも投資信託とは?』

株式や債券は様々な経済、または政治など様々な市場環境の要因によって変動し、利益が得られることもあれば、マイナスなこともあります。

当然、マイナスになり続けて投資信託の人気がなくなり、投資信託にお金が集まらないなどが起るとその投資信託が無くなるリスクや元本割れする可能性があります。

数ある投資信託の中からどの銘柄に投資するのかをしっかり吟味して購入を検討することが求められる!

投資信託の運用方法による分類

インデックスファンドとアクティブファンドの違い
インデックスファンドとアクティブファンドの違い

投資信託といっても大まかに2つのタイプのファンドがあります。

インデックスファンド

インデックスファンドについての説明をみずほ銀行から引用させて頂きます。

インデックスファンドとは、運用する際に基準となる指数(ベンチマーク)に連動することをめざす投資信託です。例えば国内株式に投資する場合、「日経平均株価」や「TOPIX(東証株価指数)」などの市場平均が指標となります。

みずほ銀行『投資信託の選び方~インデックスファンド・アクティブファンド編~』

インデックスファンドは特定の指標に連動するファンドなので、その指標がどんなものなのかをしっかり把握して購入する必要がありますね。

アクティブファンド

アクティブファンドについての説明もインデックスファンドの説明同様、みずほ銀行のサイトから引用させて頂きます。

アクティブファンドとは、プロが独自の観点から調査・分析を行い、指数を上回る運用成果をめざす投資信託です。高い運用成果をめざすためのアプローチは多種多様で、成長が見込める銘柄に投資する「グロース型」や、企業価値と比べて株価が割安な銘柄に投資する「バリュー型」などがあります。

みずほ銀行『投資信託の選び方~インデックスファンド・アクティブファンド編~』

アクティブファンドは、独自の観点での調査・分析が入るので厳選された銘柄のみに投資するので個人が厳選するよりは良い成果を出してくれる期待感があります。

その反面、指標に連動するインデックスファンドよりも手数料が高い場合が多いのでその手数料を加味してもインデックスファンドの成果を上回れるのかが疑問な点がデメリットがあります。

アクティブファンドはインデックスファンドに勝てない?

投資信託について調べているとアクティブファンドはインデックスファンドには勝てないという文言が出てきたりする場合もありますが本当にそうでしょうか。

アンソニーロビンズ氏が米国の様々な著名投資家にインタビューして出来上がった著書『世界のエリート投資家は何を考えているのか: 「黄金のポートフォリオ」のつくり方 』という本があります。

この中で、世界有数のヘッジファンドをつくったレイ・ダリオ氏は

『市場平均は、一握りの天才を除いて誰にも負けない』

-『世界のエリート投資家は何を考えているのか』より抜粋 –

と話しています。

短期で見れば市場平均を上回るアクティブファンドが多く存在するかもしれません。

しかし、長期でみればインデックスファンドが上回る場合が多く投資初心者が手を出しづらい分野になっています。

また、有名な投資家ウォーレンバフェットも、

『自分が死んだら、遺産は妻の名義の信託に入れ、インデックスにだけ投資させる。そうすれば最低コストで最大利益を得られるからだ』

-『世界のエリート投資家は何を考えているのか』より抜粋 –

と語っており、素人は市場平均に任せておくのが良いと謳っています。

また、アクティブファンドを否定する声は手数料についても上げられています。

投資金額が同様の10万ドルで利回りは7%と同様で手数料が違う場合30年後どうなるのかという数字が出されています。

<条件を合わせ手数料が異なる場合の将来の金額>
条件:投資金額10万ドル/利回り年7%/投資期間30年

投資結果:
ジェイソン(手数料:3%):残高:32万4340ドル
マシュー(手数料:2%):残高:43万2194ドル
テイラー(手数料:1%):残高:57万4349ドル


-『世界のエリート投資家は何を考えているのか』より抜粋 –

たった数%の違いだけで残高は約10~25万ドルの違いになり、日本円にすると1ドル100円換算で1,000万~2,500万の違いになります。

手数料の違いが大きな差になることは計算してみると明確ですね。

このあたりの話は下記本でさらに詳しく載っているので興味のある方は下記を読んでみてください。

とはいえこれは米国の話なので、日本はどうでしょうか。

SPIVAというアクティブファンドとインデックスファンドの指標の成果を比較しているサイトがあります。

このサイトで日本を見てみると、日本のLarge Cap fundsとS&P/TOPIX 150指数を比較すると約70%がアンダーパフォームしていることが分かります。

SPIVAの日本データより引用※2021年8月※

上記は過去5年で見た数値になっていますが、市場平均に5年程度なら勝つものも多くなるかもしれませんが、10年、20年の長期投資を見据えるとこの差は開くはず。

また、日本のアクティブファンド銘柄を見ると償還日が設定されているものもあり、2020年代で対象のアクティブファンドの運用が終わってしまうこともあります。

そもそも20年以上などの長期投資ができないので短期で勝っていく意味合いが強い商品になってるものが結構あったりします。

投資信託は長期保有が良い理由についてはモーニングスターという会社のHPにもわかりやすく記載がされています。

投資信託を5年、10年と長く持ち続けると、値動きの幅(リスク)が縮まってくることが知られています。値動きの幅が縮まるということは、安定した運用が行われるということです。長期に保有した方が、リスクの管理が行いやすいといえるのです。

モーニングスター『投資信託講座』より引用

僕は投資信託を5~10年スパンではなく、20~30年スパンで保有したいので、長期での時間分散によってリスクを極力減らしたいです。

また、インデックス投資についてまだまだ懐疑的な人は下記本もおすすめ。

様々なデータや様々な著名投資家の意見を元にインデックス投資をすべき理由が書かれています。

つみたてNISAでの購入を前提とした場合はインデックスファンド中心に購入しようと考えています。

のむらんの個人的な見解
5~10年の投資で運用方針に共感できるものはアクティブファンドに投資しても良いかも!
しかし、15~30年のような長期投資を前提とするのであれば、インデックスファンドの方が勝てる可能性が高い

アクティブファンドとインデックスファンドはどちらが人気?

日本では米国の流れと真逆で、日本ではアクティブファンドが人気、米国ではインデックスファンドが人気となっているようです。

米国では、インデックスファンドがアクティブファンドを上回っており、インデックスファンドの人気の高さがうかがえます。

モーニングスター『インデックスファンドが台頭する中勝ち残るアクティブファンドの条件とは?』より引用
モーニングスター『インデックスファンドが台頭する中勝ち残るアクティブファンドの条件とは?』より引用

一方、日本では実店舗で積極販売されているものがアクティブファンドが多いからか、純資産額TOP10は全てアクティブファンドになっています。

また、下記だと1年のトータルリターンしか分からないので一概に言えないですがアクティブファンドは人気があるからと言ってリターンがプラスになっているわけではないようです。

モーニングスター『インデックスファンドが台頭する中勝ち残るアクティブファンドの条件とは?』より引用
モーニングスター『インデックスファンドが台頭する中勝ち残るアクティブファンドの条件とは?』より引用

日本ではアクティブファンドが人気ですが、日本のTOPIXの成果を上回ったアクティブファンドはどの程度あったでしょうか。

下記を見ると、TOPIXを上回った年は過去10年で5回ありますが、30%以下に沈んでいることも多いのでかなり負け越している印象です。

モーニングスター『インデックスファンドが台頭する中勝ち残るアクティブファンドの条件とは?』より引用

割合としてかなり負け越しているように見えますし、さらに手数料を見てみるとアクティブファンドが1%以上信託報酬が高く設定されているので、それを含むとさらに負け越すのかなという印象。

下記は、アクティブファンドとインデックスファンドの平均の信託報酬率になっていますが、アクティブファンドの手数料はかなり高く設定されています。

モーニングスター『インデックスファンドが台頭する中勝ち残るアクティブファンドの条件とは?』より引用
モーニングスター『インデックスファンドが台頭する中勝ち残るアクティブファンドの条件とは?』より引用

先ほど、1%の違いで大きな差が長期では生まれてくる数字を見ましたので手数料%が大きな差になってくることが理解できると思います。

アクティブファンドを購入する際の注意点
純資産額が多く人気があるからという理由でアクティブファンドを購入するのはやめよう!

僕がインデックスファンド中心に積み立てている理由

投資信託に調べていくと

ほとんどのアクティブファンドはインデックスファンドに勝てない!

という主張が良く聞こえます。

実際、僕も投資信託を約5万円程毎月積み立てていますが、8~9割型インデックスファンドに投資しています。

個人的にアクティブファンドを購入の割合が少ない理由はいくつかあって、

のむらんがアクティブファンド中心に購入していない理由

①手数料が高くその手数料を超えてインデックスファンドを勝ち越さないといけない
②投資信託は基本長期投資(30年~)を前提にしていてアクティブファンドは買いたいものでも償還日が設定されていて長期積み立てがしづらい

③投資の偉い人達がインデックスファンドが長期の成績で勝てないといっている
④実際に米国の実績ではインデックスファンドの方が勝っている場合が多い
⑤中長期で投資する場合ファンドマネージャーが変わってもその結果出し続けられるのという疑問
⑥つみたてNISAを満額使った後の投資先は海外ETF購入で考えている
⑦いっぱいあって良いファンドを探すのが面倒

の7つです。

それぞれの説明については別途別の機会に書こうかなと思います。

アクティブファンドには分析や調査を指揮して最終決定しているファンドマネージャーがいるはずです。

アクティブファンドは、ファンドマネージャーがどんな人なのかを見て選ばれる場合も少なくありません。

しかし、そのファンドマネージャーが仮に現時点で55歳だとそろそろ判断力が鈍ってきて5年後には引退かもしれないです。

と考えると、指標に連動しているインデックスファンドの方が機械的で良いのかなと思ったりします。

④については日本だと関係ないという人がいますが、僕個人の投資割合としては日本の割合が少なめなのでそこまで気にしていないです。

日本円を中心に持っていて日本円で給与をもらっているので、株式にしておくよりアメリカなど別の通貨で動いているものへのリスクヘッジをしておきたいからです。

ただ、アクティブファンドの運用報告書はプロがどういう理由で選定しているのかが書かれていたりするので面白いです。

例えば、AI分野に投資したいと考えた場合、AI分野のアクティブファンドの銘柄選定理由などが参考になるので、アクティブファンドの運用報告書を読むのが個人的にはおすすめです。

その中で、運用方針をしっかり読んだりここ数年でのトータルリターンの状況を見て信頼ができるものがあればアクティブファンドへの投資を検討してもよいかもしれません。

アクティブファンドの利用価値
特定分野に投資したい時に近しい運用方針のアクティブファンドの運用報告書が参考になる!
運用方針やトータルリターンを見て投資してもよいと思うものがあればアクティブファンドも利用価値あり!

投資信託のファンドがなくなったらどうなる?

投資信託は中長期的に値上がりを期待する投資商品になっているので元本割れするリスクがあります。

元本割れリスク以外に想定されるリスクは何でしょうか。

投資信託を運営している販売会社や運用会社が破綻したらどうなるのでしょうか。

せっかく、中長期で積み立ててきたのに20年後に倒産されると困りますが、投資していたその時点での評価額については守られる仕組みになっています。

一般社団法人投資信託協会のHPによると下記のように記述があります。

投資信託は、販売会社・運用会社・信託銀行といった各機関がそれぞれの役割を果たすことで、成り立つ金融商品です。もしも、これらの各機関が破綻するような事態になってしまったら、投資信託はどうなってしまうのでしょうか。結論から言えば、投資信託の仕組み上、仮に投資信託にたずさわる各機関が破綻したとしても、投資家が預けたお金は、投資額にかかわらず制度的に守られるようになっています。

一般社団法人投資信託協会より引用

倒産されてしまうと、せっかく運用していた金額がその後運用できなくて一から積み立てになってしまう可能性はあります。

しかし、その時点での評価金額は最低限守られるので一定の安心感はありますね。

投資信託への投資で必ず検討したいつみたてNISAとは?

つみたてNISAとは

つみたてNISAとは金融庁が作った少額の長期積み立てや分散投資を支援するための非課税制度です。

つみたてNISAの説明を金融庁の説明から引用させて頂きます。

つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)。つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています。

金融庁『つみたてNISAとは』

つみたてNISAを利用して購入できる金融商品はは金融庁が設けた厳しい基準をクリアした金融商品に限定されているので投資初心者でも変なものを買ってしまうリスクが少ないのが特徴。

投資にあまり積極的ではないと言われる日本人が投資に目を向けるためのファーストステップとして利用ハードルを下げる仕組みになっています。

つみたてNISAとNISA口座の違い

つみたてNISAとNISA口座の違い
つみたてNISAとNISA口座の違い※2021年8月現在※

つみたてNISAとNISA口座の違いが分からない人も多いかと思います。

つみたてNISAとNISA口座では投資できる期間や非課税枠の金額、投資できる商品などが違います。

口座の特徴が違えば利用者のメリット・デメリットも異なるので、投資目的や投資可能な余力資金に合わせて自分に合った口座を選びましょう!

≪それぞれの口座がおすすめな人≫
中長期(15年以上)でコツコツ積み立て投資をしたい人
⇒つみたてNISA

投資の知識が豊富で個別株やETFなど幅広い金融商品に積極的に投資したい人
⇒NISA

つみたてNISAで選ばれている銘柄の選定基準

一般社団法人投資信託協会の投資信託の全体像(純資産総額・ファンド本数)から2021年5月のデータを見るとファンド数は13,836本となっています。

このうち、2021年6月時点でつみたてNISA対象商品は199本となっており、つみたてNISAの対象となる商品はたったの約1.4%だということが分かります。

どのような基準で選ばれているのか金融庁の少し古い資料になってしまうのですが抜粋してみました。

政令要件としてまず3つの条件が課されています。

≪長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託で以下の要件をすべて満たすもの
○託契約期間が無期限又は20年以上であること
○ 分配頻度が毎月でないこと
○ ヘッジ目的の場合等を除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと

金融庁『つみたてNISAについて(平成29年9月』

これに加えて、インデックス投資信託・アクティブ運用投資信託・ETFで別々の要件が課されています。

投資信託をいろいろ調べてみるとわかりますがけっこう厳しいです。

条件ばっと表にしてみたのですが、この3つに共通している『 受益者ごとの信託報酬等の概算値が通知されること』 、『金融庁へ届出がされていること』の2点は共通していたので表からは抜かせてもらってます。

対象商品要件
インデックス
投資信託
・告示において指定されたインデックスに連動していること
・ 主たる投資の対象資産に株式を含むこと
・販売手数料:ノーロード

①国内資産を対象とするもの
・ 信託報酬:0.5%以下(税抜き)
②海外資産を対象とするもの
・ 信託報酬:0.75%以下(税抜き)
アクティブ
運用
投資信託等
・純資産額が、50億円以上
・ 信託設定以降、5年以上経過
・ 信託の計算期間のうち、資金流入超の回数が2/3以上であること
・ 投資の対象としていた資産が

(i)株式、(ii)株式及び公社債、
(iii)株式及び不動産投資法人の投資口(REIT)、
(iv)株式、公社債及びREITのいずれかであること
・ 販売手数料:ノーロード
①国内資産を対象とするもの
・ 信託報酬:1%以下(税抜き)
②海外資産を対象とするもの
・ 信託報酬:1.5%以下(税抜き)
ETF・ 告示において指定されたインデックスに連動していること
・ 投資の対象資産が株式であること
・ 最低取引単位が1,000円以下
・ 販売手数料:1.25%以下
①国内取引所に上場しているもの
・ 円滑な流通のための措置が講じられているとして取引所が指定するもの
・ 信託報酬:0.25%以下(税抜き)
②外国取引所に上場しているもの
・ 資産残高が1兆円以上
・ 信託報酬:0.25%以下(税抜き)
つみたてNISAの選定要件※平成29年6月※

つみたてNISAの非課税期間が終了したらどうすれば?

つみたてNISAの非課税期間が終了すると、その分は特定口座や一般口座に時価で払い戻されることになるそうです。

このタイミングで現金化するか、引き続き特定口座で運用し続けるか、まだ再投資できる期間であれば一度現金化して再投資するかの選択になりそうです。

非課税期間20年間が終わると、つみたてNISA勘定のETFや株式投資信託は、特定口座や一般口座などの課税口座に非課税期間終了時の時価で払い出されることとなり、つみたてNISA勘定で保有していた間の値上がり分には課税されません。

金融庁『つみたてNISA Q&A』

ただ、つみたてNISAの口座開設可能期間を2037年から2042年に5年間延長されたので、今後さらに延長となればさらに投資可能になるので今後の動きに期待ですね。

投資信託の選び方・ポイント【つみたてNISAで購入する場合】

つみたてNISAでの投資信託の選び方・ポイントとは?

つみたてNISAで購入できる時点で既にクリアできているポイントもありますが、投資信託を選ぶ際の基準としても知っておいた方が良いかなと思ったので残しています。

最低限確認したい6つのポイントについて解説しました。

どこに投資したいのかを選ぶ

まずはどの国・地域のどんな資産に投資したいのかを決める必要があります。

将来的な値上がりを期待したいなら株式が魅力的な選択肢になりますし、よりリスクヘッジをしたいなら株式と債券を混ぜたバランスファンドが良いかもしれません。

このあたりはどの国のどの資産を選ぶかどの程度のリスクを許容できるかによって変わってきます。

国・地域株式債券REITバランス
米国
先進国(日本含む)
先進国(日本除く)
新興国
アジア
どこの国・地域のどの資産に投資するかで投資信託選びは変わってくる

僕は投資信託を毎月5万積み立てていますが、今のところ株式のみの投資信託のみを購入しています。

現在は独り身で後3~5年くらいはおそらくそのままなので株式のみにしようかと考えてます。

投資信託は長期で運用するものなので長期でコツコツ積み立てられる範囲内でかつそれぞれの国・地域の動向や資産クラスの特徴を把握したうえで選びたいですね。

積極的に運用したい人や安定した運用がしたい人向けのポートフォリオについては『投資信託選びでいちばん知りたいこと』というモーニングスターの代表取締役の朝倉さんが書かれている書籍が参考になると思います。

運用成績を確認する

投資信託を積み立てるのであれば、当然リターンを狙って投資したいですよね。

投資信託を購入する前に年率のリターンがどの程度かを見てみましょう。

最低でも1~5年、投資信託が開始されたのが10年前であれば10年間のトータルリターンを見て、あまりにもマイナスになっていることが多い場合は購入を控えた方が良いかもしれません。

特に、アクティブファンドを選ぶ場合、例えば日本に投資しているアクティブファンドであれば、日経平均やTOPIXと比較してどの程度のリターンがあったのかを事前に確認しておきましょう。

日本国内で人気なァンドで純資産額が1兆近くになっているものでもマイナスなものはマイナスだったりするので注意が必要です。

手数料がどの程度かかるかを確認する

投資信託データ販売と投信運用、セミナーなどを行うモーニングスターの代表取締役朝倉 智也さんの本の中で

投資信託選びのポイントは、とにかく「コスト」

– 『投資信託選びでいちばん知りたいこと』より抜粋 –

と話されています。

購入手数料がかかる投資信託であればその購入手数料を支払った時点でマイナスからのスタートとなってしまいます。

また、信託報酬のように毎年かかる手数料が高いと30年後には同じ運用利回りでも大きな差となります。

下記は100万円を30年間同様の利回りで信託報酬に1%差があって運用する場合、純資産額に約60万円の差ができることが図解されています。

投資信託選びのポイントは、とにかく「コスト」
信託報酬は、投信のパフォーマンスを決める重要な要素
Dimond onlineの記事より抜粋

この図解は本書の中にもあり、上記の話が詳しく書かれています。

コストについての考え方をさらに詳しく知りたい人は本書を読んでみてください。

どの程度の純資産があるかを把握する

ファンドには多くの個人投資家からお金を集めて運用しており、それぞれの投資信託の目論見書やネット証券での個別の投資信託ページを見ると純資産額が載っています。

先ほどと同様『投資信託選びでいちばん知りたいこと』には、純資産規模が10億円以上のファンドが望ましいと記載されています。

資産規模が少なすぎると途中で運用が止まってしまうなどのリスクがあるので、10億円以上のものを最低ラインとして選ぶのが良さそうです。

償還日は無期限になっているか

つみたてNISAは2042年まで積み立てられるように延長されることが決まりました。

この期間を最大限利用して、長期で積み立てして時間のリスク分散・ドルコスト平均法を使いながらできるだけプラスになるように持っていきたいところ。

ただ、概つみたてNISAで選べる投資信託は基本的には償還期限が無いので、この後紹介するとうっ信託も償還期限が無いものを選定しています。

中長期(15年以上)で投資するなら償還日がそれ以降に設定されている投資信託を選ぶ!

毎月分配型の投資信託を極力避ける

毎月分配型の投資信託は、せっかく積み立てた純資産から切り崩して分配金を配布することになり、せっかく積み上げた資産を取り崩してしまいます。

長期で福利の効果を狙いたいのであれば、分配金として配らずにしっかりと投資に回していく方が長期的にはメリットがある可能性が高いです。

ただ、分配金がもらえると嬉しいので個人的に定期的に儲かった感があると投資している意味が実感として持てるのはわかります。

僕は定期的にお金がもらえて投資しているメリットの実感がほしいので、高配当ETFに投資して定期的に配当をもらっています。

投資信託に満額投資してそれでも余剰資金のある人は配当がもらえるETFも検討してみるのも良いですね。

僕が買っている配当がもらえるETFのひとつSPYDという銘柄を別記事で紹介しているので、興味があればそちらも読んでみてください。

つみたてNISAで購入できるおすすめな投資信託は?

投資信託を選ぶうえで、どこに投資するかが一番迷うポイントかなと思います。

各投資対象別につみたてNISAで購入できるおすすめな投資信託を選んでみました。

様々な記事や情報を集めて下記を選んだので個の中であれば概間違いないと思いますが、自分自身でも

他にも良いつみたてNISAで購入可能な投資信託はないかな?

と調べてみる事が大切です。

様々な情報をもとに自分で決めて自分の納得感のある投資信託を選びましょう!

世界経済全体の株式に1つの投資信託でまとめたい場合

世界経済全体の株式にひとつの銘柄で購入するのは一番楽です。

勝手に経済状況の良い全世界の国や企業に分散して投資してくれます。

全世界の株式に投資できる投資信託銘柄4つを下記で比較しているのでより詳しく知りたい方はこちらも読んでみてください。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

楽天・全世界株式インデックス・ファンドで採用されているFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(FTSE ACWI)は中小型株を含む主要50の先進国株式及び新興国株式等が対象の株価指数です。

大企業だけに投資するのではなく、これから成長の可能性がある中小型株にも投資するよりリスクヘッジされた投資先だと言えます。

楽天証券が口座開設数をかなり伸ばしていてSBI証券を抜きそうなこともあってか、楽天が運営しているインデックスファンドは純資産がけっこう伸びているような気がしなくもないです。

【連動する指標】FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
【国別比率TOP3】米国57.3%/日本6.6%/中国4.4%
【純資産額】1094億円
【手数料】0.212%
【1年・3年リターン率】35.42
%/12.21%
※2021年8月現在※

eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)で採用されているMSCIオール。カントリー・ワールド。インデックスは先進国23カ国と新興国26カ国の49カ国の大型株と中型株で構成される株価指数となっています。

楽天全世界株式で採用されているFTSEと比べると小型株に投資していない分、より大型・中型の株式に投資割合が寄っている投資信託になっています。

【連動する指標】MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス
【国別比率TOP3】アメリカ56.1%/日本5.9%/イギリス3.4%
【純資産額】2,345億円
【手数料】0.1144%
【1年・3年リターン率】34.06% / –
※2021年8月現在※

SBI・全世界株式インデックス・ファンド

こちらは楽天全世界と同様の指標に連動している投資信託になります。

手数料が楽天よりも0.1%程割安なのでより手数料を下げたい人はこちらがおすすめ。

SBIと書いてありますが楽天証券やマネックス証券でも購入可能です。

【連動する指標】FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス
【国別比率TOP3】53.9%/日本7.5%/イギリス4.0%
【純資産額】297億円
【手数料】0.1102%
【1年・3年リターン率】35.36%/11.98%
※2021年8月現在※

eMAXISSlim全世界株式(除く日本)

全世界には投資したいけど、日本は除いておきたい人はこちらの全世界株式がおすすめ。

日本はすでに現金などの資産があるからそっちで貯めて日本の株式の値上がりには全く期待できないという人はこちらがおすすめです。

【連動する指標】MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)
【国別比率TOP3】米国59.6%/イギリス3.7%/フランス3.0%
【純資産額】747億円
【手数料】0.1144%
【1年・3年リターン率】34.74%/13.16%
※2021年8月現在※

先進国株式と新興国株式を組み合わせて全世界に投資したい場合

先進国株式と新興国株式を組み合わせて自分で全世界株式のポートフォリオを作り、自分で投資割合を決めたいのであればこちらの方法がおすすめ。

≪先進国と新興国株式を自分でリバランスするメリデメ≫
【メリット】
自分で先進国と新興国の割合を決めてリバランスできる

【デメリット】
世界株式に投資するよりも若干手間がかかる

また、この投資方法の際には、できるだけSBIを選択するのであればSBI系でまとめて、eMAXIS系を買うのであればeMAXISでまとめるのがおすすめ。

というのも、それぞれの投資信託で先進国と新興国の扱いが若干異なるためです。

指標が違えばそれぞれの国などの扱いも異なるのでできるだけ同系統でそろえておくのが良いかなと思います。

SBI・先進国株式インデックス・ファンド

eMAXIS Slimと比べると、米国の比率が少なめ。

というのも、eMAXIS Slim先進国インデックスの方には日本が含まれていません。

日本にもしっかり投資したい人はSBI・先進国株式インデックス・ファンドがおすめです。

【連動する指標】FTSE ディベロップド・オールキャップ・インデックス
【国別比率TOP3】米国58.8%/日本8.6%/イギリス4.6%
【純資産額】65億円
【手数料】0.1022%
【1年・3年リターン率】36.21%/12.8%
※2021年8月現在※

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

この投資信託には日本が含まれていません。

日本に投資したくない場合や個別株などで日本には投資するよという人はこちらがおすすめです。

【連動する指標】MSCIコクサイ・インデックス
【国別比率TOP3】米国69.1%/イギリス4.2%/フランス3.4%
【純資産額】2,312億円
【手数料】0.1023%
【1年・3年リターン率】36.17%/13.90%
※2021年8月現在※

SBI・新興国株式インデックス・ファンド

台湾の比率が多めなのが特徴的でインドも上位に来ています。

SBI・先進国を選んだ方はこちらを購入しておくのが無難かと思います。

【連動する指標】FTSE エマージング・インデックス
【国別比率】中国39.3%/台湾15.91%/インド12.3%
【純資産額】104億円
【手数料】0.176%
【1年・3年リターン率】24.01%/8.61%
※2021年8月現在※

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

ケイマン諸島というのはほとんどテンセントやアリババなどの本来僕らが中国企業だと思っている企業の国別割合になっているので中国の割合が一番多いのだと思ってください。

中国は株式市場にいろいろな制約があって外資の受け入れなどに問題があるのでケイマン諸島に本社を構えていたりする企業もあるためこうなってます。

先進国株式でeMAXIS Slimを選んだ人はこちらを購入しておくのが無難でしょう。

【連動する指標】MSCIエマージング・マーケット・インデックス
【国別比率】ケイマン諸島24.1%/台湾13.1%/韓国12.7%
【純資産額】656億円
【手数料】0.187%
【1年・3年リターン率】26.04% / 8.47%
※2021年8月現在※

米国の可能性を信じて米国株のみに投資したい場合

個人的には

米国だけは長期的に見るとどうなるか分からないので過信しすぎるのは怖い、、

なという印象。

現在米国が伸びているのは間違いないですし、GAFAMと言われる大企業は米国から生まれているので信じたい気持ちはわかります。

しかし、全世界株式や先進国株式の比率を見てほしいのですが、現在世界経済をけん引している米国中心に投資をしています。

全世界株式や先進国株式でも十分米国に投資可能かなと思います。

ただ、米国がしばらくは世界経済の中心になっているのが大方の予想ですし、米国がちょっとしんどいかな?と思ってから新興国や他の先進国に目を向けるのもありです。

また、つみたてNISAを満額積み立てたうえで投資信託以外のETFなどで米国以外に割り当てておくなどの選択肢が取れるのであればそこで米国以外に投資しておくという選択肢もあります。

自分自身でよく考えたうえで投資先を選んでみましょう。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

米国株式に投資する銘柄を見てほしいのですが、TOP3はどれも同じです。

このあたりは好みで選んでもよいのかなという気がします。

S&P500はかなり有名な指標なのでこの指標に連動したものを購入したい人はこちらがおすすめ。

ETFでも購入できてさらに手数料が安かったりするので投資信託では別の国・地域へ投資するものを選んでETFで米国をさらに買いますという選択肢も取ることが可能です。

【連動する指標】S&P500
【組入銘柄TOP3】APPLE5.8%/MICROSOFT5.6%/AMAZON4.0%
組入業種TOP3ソフトウェアサービス13.9%/メディア・娯楽9.6%/テクノロジ・ハードウェア・機器7.5%
【純資産額】5,469億円
【手数料】0.0968%
【1年・3年リターン率】38.32%/16.27%
※2021年8月現在※

楽天・全米株式インデックス・ファンド

【連動する指標】CRSP USトータル・マーケット・インデックス
【組入銘柄TOP3】APPLE4.3%/MICROSOFT4.3%/AMAZON3.1%
組入業種TOP3テクノロジー25.6%/一般消費財15.9%/資本財14.3%
【純資産額】3199億円
【手数料】0.162%
【1年・3年リターン率】40.67%/16.10%
※2021年8月現在※

SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と同じ指標に連動しています。

まだ最近できた投資信託ということもあって3年のリターン率が分からない状態ですが、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と同様のリターンが期待できていた可能性が高いです。

手数料が若干安いのとSBI証券で購入している人はこちらを検討してよいのではと思います。

2021年8月時点ではマネックス証券などでも購入可能なようです。

【連動する指標】S&P500
【組入銘柄TOP3】APPLE5.9%/MICROSOFT5.6%/AMAZON4.0%
組入業種TOP3テクノロジー25.6%/一般消費財15.9%/資本財14.3%

【純資産額】2717億円
【手数料】0.0938%
【1年・3年リターン率】44.21%/-
※2021年8月現在※

世界経済全体の様々な資産に投資したい場合

株式だけに投資するよりも債券や不動産などを混ぜでできるだけリスクヘッジした運用を行いたい人におすすめです。

他で紹介したインデックスファンドとも同様なのですが、2021年8月時点では2つのバランスファンド(株式・債券などにひとつで投資できるファンド)を紹介してますが、もうひとつふたつ追記するかもしれません。

世界経済インデックスファンド

僕もこのインデックスファンドを特定口座で過去保有していて、開始時期が良かったこともあって少額投資でしたがそこそこのリターンを得る事が出来ました。

ネックなのは少し手数料が高いところ。

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)と比較すると、僕個人的には日本への投資割合をそこまで多くしたくなかったので、こっちを選んだのもひとつ理由としてはあります。

また、長期積み立ての場合、株式の方が伸び率が高く将来性を考えても選択肢としては良いかなと思います。

ただ、他にも株式重視にして債券などに投資するファンドもあるので別途追記できればと思ってます。

投資している資産全世界の株式・国債
【連動する指標】
株式:MSCIコクサイ・インデックス/MSCIエマージング・マーケット・インデックス/(東証株価指数
債券:NOMURA-BPI総合/(シティグループ世界国債インデックス/JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス-エマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファイド
【国別比率】米国36.1%/日本9.4%/フランス4.09%
【純資産額】1049億円
【手数料】0.55%
【1年・3年リターン率】17.21%/7.18%
※2021年8月現在※

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

世界経済インデックスファンドと比較すると手数料が低いのが魅力なのと不動産にも一括で投資できるのが魅力。

ただ、個人的にはそれぞれの割合をすべて12.5%にするという割合がちょっと気に行っていません。

このあたりは好みなので、自分の考えに合ったファンドを探してみましょう!

投資している資産全世界の株式・国債・不動産
【連動する指標】
株式:東証株価指数(TOPIX)/MSCIコクサイ・インデックス/MSCIエマージング・マーケット・インデックス
債券:
FTSE世界国債インデックス/NOMURA-BPI総合/JPモルガンGBI‐EMグローバル・ダイバーシファイド

不動産:東証REIT指数/S&P先進国REITインデックス
【基本投資割合】国内株式・先進国株式
・新興国株式・国内債券・先進国債券・新興国債券・国内リート・先進国リートそれぞれ12.5%
【純資産額】1057億円
【手数料】0.154%
【1年・3年リターン率】20.93% /7.22%
※2021年8月現在※

つみたてNISAを使って投資信託を購入できるネット証券は?

つみたてNISAで投資信託を積み立てるならネット証券がおすすめ。

その中でもおすすめなのは、楽天証券かSBI証券でこの2つの口座開設数が圧倒的です。

僕は楽天証券でつみたてをしていて、ポイントの貯まり方が楽天の方が貯まりやすいですし、やり方次第で楽天市場でのポイント付与率がアップする点もあって楽天証券にしています。

ただ、上記で紹介したものの中には2021年8月現在だと楽天証券で変えないものが一部入っています。

自分の買いたい投資信託が対象のネット証券にあるのかを事前に把握したりその後の投資の方向性を考えながら最適なネット証券を選びましょう!

ちなみに、僕はSBI証券も持っていて海外ETFを積み立てていたりして使い分けしています。

それぞれのメリット・デメリットについて下記記事にまとめているのでよければこちらも読んでみてください!

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