【ウォール街で学んだ勝利の投資術 レビュー】投資のマインドや考え方を学べる入門書

僕がウォール街で学んだ勝利の投資術

投資ってやるべきなの?という素朴な疑問からどこに投資すべきかの戦略まで投資初心者から上級者まで参考になる!

内容がいっぱい詰まったのが『僕がウォール街で学んだ勝利の投資術 億り人へのパスポート渡します』です。

元ウォール街のトレーダーでヘッジファンドを立ち上げた経験もある高橋ダンさんが著者で本書を読むことで下記のようなメリットがあります。

本書を読むことで解決されること

・投資をやるべき理由が明確になる
・投資しているときの根本のマインドや考え方を参考にできる
・投資を始めるとしてどのようなポートフォリオを組めばよいかをプロの投資家から学べる

ウォール街のトレーダーと言っても一個人の見解なので全てを鵜呑みにしなくてもよいと思います。

プロのトレーダーとして何年も活動している人がどのように考えているかをたった1冊で学べるのは大きいですね。

ウォール街で学んだ勝利の投資術の概要

ウォール街で学んだ勝利の投資術は

元ウォール街のトレーダーで26歳で自信のヘッジファンドを設立し現在は日本の金融リテラシーを上げるべく奮闘しているYouTuberの高橋ダンさんの著書

です。

2021年10月現在だと約50万人程の登録数を誇っている人気の投資系YouTuberで、個人的には英語のYouTubeチャンネルの方を英語勉強と経済情報の仕入れを兼ねてみています。

≪高橋ダンさんのYouTubeチャンネル≫
日本語のチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCFXl12dZUPs7MLy_dMkMZYw
英語のチャンネル:https://www.youtube.com/c/DanTakahashi

正直に言うと、YouTubeで無料で読んでもある程度本書に書いてある情報を流してくれています。

しかし、僕は本の方が体系的にまとまっていてわかりやすいので僕は本も購入しました!

本書の概要や流れをまとめると下記のような構成になっています。

勝利の投資術の概要・流れ

本書の概要『高橋ダンさんがウォール街で学んだ投資の戦略のまとめ』
【チャプター1】

ウォール街で学んだ億り人になるための法則まとめ
【チャプター2】

ウォール街で学んできた経験やチャプター1の考えに至ったことが時系列で分かるようになっていてチャプター2の内容理解が深まる
【チャプター3~6】

チャプター1の考えを基に具体的な投資戦略について解説

『ウォール街で学んだ』というタイトルを聞くと少し難しそうな本に聞こえますが、これから投資を始めるうえで大事にしたい考え方を分かりやすく説明している本になっています。

億り人になるための8つの法則

チャプター1では、高橋ダンさんがウォール街で学んだおくりびとになるための投資戦略を8つにまとめて紹介しています。

8つの法則を簡単にまとめてみました。

詳細は本書を読んで理解してください。

【法則①】投資をリスクととらえるのをやめる

高橋ダンさんが投資を進める理由は

①お金が多いほど人生のオプションが増える
②老後資産構築

の大きく分けて2つです。

割と老後資産構築目的で投資を始めている人も多いと思います。

若いうちに十分なお金の余裕を生み出すことができれば転職や旅行、子どもの教育などしたいと思っていてもできないことを我慢せずに済みます。

また、投資をせずに預金だけにしておくと物価が上がった場合実質的価値が目減りしていくことになるので実は預金にはリスクが無いように見えてリスクがあります。

投資がリスクなのではなく、投資しないことがリスクだということ。そして、リスクの大きさはコントロールできる、ということを知ってください。もちろん自己責任で行うべきなのは言うまでもありません。

勝利の投資術より抜粋

投資を始めてする人にとって分からないものに手を出すことはかなり怖い事だと思うのでしっかり情報を集めつつ毎月1万円などの少額でのトライアルを検討してみてください。

【法則②】茹でガエルからの脱却。目を覚ませ。

茹でガエルというのは、日本の物価も金利も株価も上がっていない状況に慣れてしまって茹でガエルのようになにもしない状況の事を指しています。

1996年に一人当たり名目GDP3位だった日本は2018年時点で33位に転落しており物価上昇があまりなかったことも日本が投資に積極的ではない理由のひとつになっています。

しかし、日本で物価が上がっていなくても世界には成長性が高い国もあり、投資でリターンを得ることは十分可能

日本以外に成長を遂げているベトナムやアジア、フィリピンなど成長している国はたくさんあります。

海外企業に追いつき追い越され仕事を奪われる可能性に危機感を持ち、茹でガエルの状態から脱却していくことの重要性を説いています。

僕もフィリピンに3年ほど住んだ経験がありますが、東南アジアの建設ラッシュはすごくて成長している国なんだなという実感がありました。海外のそういった状況を目で見てくるのも良いですね。

【法則③】戦略を分ける。「長期積み立て投資」と「短期投資」

高橋ダンさんは自身の投資戦略とライオン戦略と名付けています。

ライオン戦略とは?

資金の7~9割を「長期積み立て」、1~3割を「短期投資」する


このライオン戦略は

「どれだけ自信があっても、経験があっても、間違いは起きる。間違いが起きることを前提にすると、売買の時期も、商品も、戦略も多様化する必要がある」

という前提に立っています。

本書では、なぜこういった前提に立つ必要があるのかについて解説されています。

【法則④】「シャープレシオ」を意識する

投資において、どれだけお金を増やせるかに注目する場合がほとんど。

しかし、パフォーマンスよりも「シャープレシオ」という指標が重要。

シャープレシオとは?

資一定のリスクの下でどれだけ高いリターンを得られたかを示す指標


シャープレシオが高い程、リスクを抑えて効率よく、安定的にリターンを上げたという事であり、優れた運用になります。

リスクを抑えて効率よく安定的にリターンを上げるためには、資産を多様化して全体の値動きが安定しやすくすることが重要です。

ここに長期と短期を組み合わせることでよりシャープレシオを高めていくことも可能。

シャープレシオについては、チャプター5で詳しく解説されています。

【法則⑤】日本人の規律正しさを活かす


筆者の経験上、投資で大きな損を出す人は、おおよそ、無秩序な投資をしている人で、
戦略を持ち、ル-ルを作り、それを守ることが大切だそうです。

ただ、このルールを作るのは簡単ではなく、それを守っていく事はもっと難しい事。

筆者は日記やスケジュール帳にルールを記入し、取引したらそれについて記録していくことを推奨しています。

自分のルールを作ってそれを守ることは大変ですが、プロからの意見だと思ってまずは長期積み立ての買い付け予定日や短期投資の内容などを決めてやってみて少しずつブラッシュアップしていきましょう。

規律を守るためにしたい事
なぜその投資しようと思ったのか、どうなったら売買するのかということを書きこんで頭を整理し、それを読み返すことが規律を守っていくことに繋がる!

【法則⑥】失敗は避けるのではなく、乗り越える

高橋ダンさんはメンターに、

『失敗ををする。それを乗り越える。それを続けていくと成功がついてくるよ。』

と言われたそうです。

投資で失敗したとき、つまり損したときにはその原因を探ることが大切です。

どれだけ勉強しても、自分で経験し、失敗しないと分からないことがあります。

まず、少額で投資してみつつ、経験し様々な失敗経験から学んでいきましょう。

【法則⑦】メンタルエネルギーの多様化、使い方をマスターする


どれだけ勉強して情報を集めても、自信のマインドセットがコントロールできないと、自分で作ったルールも破ってしまいがちになり、投資はうまく行かないというのが筆者の主張。

『自信と恐れ(慎重さ)のバランスを取るようにしておくことが大事』

だそうです。

お金を意識しすぎず数字として冷静にとらえる人ことで淡々と冷静な判断をしていくことが重要だと書かれています。

お金が増えたことに一喜一憂せず、エネルギーの使い方をマスターし、お金にエモーションを持ちすぎないように気を付けましょう!


【法則⑧】過去の実績に縛られない。未来を予測しない

投資は未来を予測するものだとか先々を予測しないとお金は儲からないと思っていませんか?

僕も投資を始める前は先を予測するものだと思っていましたが、

投資をするために先々を考えたり、遠い未来を予測したりする必要はない

そうです。

未来を予測するのではなく、自分が決めた株式・債券の割合など決めて投資をしていき、割合が崩れていくようであれば割合が小さくなったものをリバランスしていきます。

その結果、一時的に資産は目減りする可能性があるかもしれませんが、長期で考えれば回復が期待できるので短期的な動きについて深く考えなくても問題ないとのこと。

また、過去のパフォーマンスを参考に物事を語られることがありますが、それは過去のパフォーマンスであって未来を約束するものではありません。

アメリカが過去7~8%の成長だったからと言って今後もそうなるとは限らないということです。

今後のアメリカのような国を見つけていくには国際ニュースを継続的に見ていくと投資の選択肢も見えてきます。

ただ、ついつい先にニュースを見がちですが、先に株価を見てからにすることがおすすめ。

ニュースを先に見るとエモーションが出てしまいます。

そのニュースはすでに投資家の中で予想されていてすでに株価に織り込まれていることがあり、報道されたときには株価に影響しない、ということも珍しくありません。

ニュースを見るよりも先にマーケットを見る事が重要!

筆者が見ているニュースサイトの例が出ているので経済情報を見てみましょう。

≪筆者のおすすめ一覧≫
ブルームバーグニュース
CNBC
ウォールストリートジャーナル
CNN
ポリティコ
ザ・ヒル

フォックスニュース
C-SPAN
フィナンシャルタイムズ
BCC
ロイターニュース
エコノミスト

ウォール街から東南アジア、そして日本へ

チャプター2では、 筆者がどのような経験から学んで8つの法則にたどり着いたのかが書かれています。

このチャプターは投資法だけ知りたいのであれば読み飛ばしてよいと筆者は書いていますが、8つの法則がどのような考え、背景で生まれたのかを知るにはこのチャプターを読んでみましょう。

これから投資を学んでいく上での考え方を得られたり、投資をしようかまさに悩んでいる人の後押しをしてくれるチャプターになっています。

ライオン戦略

チャプター3~6では、法則3で紹介されたライオン戦略の詳細について語られています。

ライオン戦略の基本は

資金の7~9割を「長期積み立て」、1~3割を「短期投資」する

というものでした。

資産もバランスよく分散させることでシャープレシオを安定させようという話も法則4でありました。

ここでは

具体的な資産の分散のさせ方や長期積み立ての具体的な銘柄や方法、短期投資の分析方法などが紹介

されています。

僕は、このポートフォリオを参考に分散投資しています。

3つのカテゴリーに分散投資させます。

カテゴリー具体的な投資先資産割合目安
高いパフォーマンスを
期待して投資するもの
株式・社債
通貨 不動産
40~60%
ポートフォリオの値動きを
安定させる目的で投資するもの
国債・現金10~30%
他のアセットとは異なる値動きで
全体のパフォーマンスを高め
安定させる目的で投資するもの
コモディティ
(貴金属・農業商品・エネルギーetc)
ビットコイン
20~40%
高橋ダンさんのアセットクラスの分け方

これらを長期と短期に分けて投資をしていくことになりますが、これらに投資する具体的なETFも実名を挙げて紹介されています。

僕は現在30歳でまだ若い(と自分では思っている)ので、少しリスクを高めにして現金・国債の比率を減らし、株や社債、ビットコインなどに少し比重を多くして投資をしています。

このあたりは個人のリスク許容度とも相談ですね。

また、このアセットの割合を決めたら定期的に見直してリバランスするなどしてシャープレシオを高めていく動きをコツコツしていくことになります。

具体的な損切りに対しての考え方など投資の細かいテクニックなどに対しても意見が書かれているので投資を始めたばかりの人が気になるであろう投資のノウハウがちりばめられています。

ウォール街で学んだ勝利の投資術を読むメリット

ウォール街で学んだ勝利の投資術の本を読むメリットを4つにまとめました。

ウォール街の元トレーダーがまとめた億り人になるための法則を1冊で学べる

投資の本は数多くありますが、投資の考え方やマインド、具体的な投資法まで初心者に幅広い情報を分かりやすく伝えている本は少ないですが、本書はその中でも初心者にもわかりやすい内容になっています。

ウォール街でトレードを行ってきた人の考え方をたった一冊で学ぶことができ、その人が歩んできた道の中での経験やそこで得た知識を得られるのでおすすめです。

ポートフォリオを作るためのアイディアが得られる

投資といっても様々なアセットがあります。

株を真っ先に思い浮かべる人も多いと思いますが、株だけでなく不動産や債券、コモディティなど様々な金融商品があります。

それらを幅広く知ってそれぞれどのように投資していくべきなのか考えるための基礎を学ぶことができます。

僕も、高橋ダンさんのアセット割合を参考に分散投資してます!

株式だけしか持っていなかった時は保有銘柄の株価が急落してしまうと少しがっかりしていました。

しかし、資産を多様化することで特定の銘柄が下がっていても他が上がったりしていて一喜一憂することが少なくなりました。

また、株式の中でも様々なセクターに分けたことでだいぶシャープレシオも高まってきたと感じています。

筆者のポートフォリオの考え方を参考に自分なりのポートフォリオのルールを決めて少額から投資してみましょう。

短期トレードの分析方法が分かる

短期トレードというとデイトレードで毎日長い時間株価のチャートを見つめていることを想像されるかもしれません。

筆者の短期トレードのイメージは基本的には数日間から数カ月程度の期間をしていて、日中仕事がある人でも少しの時間を作ってやれる短期投資の方法を紹介してくれています。

日中決められた時間で働くサラリーマンにも無理なくできる短期投資の方法を学べるので、長期投資だけでなく短期投資も取り入れていきたい人の投資法を考えるうえでの参考になると思います。

ETF購入銘柄を参考にできる

筆者は通貨の多様化という意味で国内ではなく海外のETFを推奨されています。

しかし、普通に楽天証券やSBI証券で海外ETFを調べてみると1,000以上のETFがあり初心者が善し悪しを区別していくのはなかなか大変です。

プロの投資家が選んだETF銘柄を先ほど紹介したアセット別に知ることができるので、その中から自分なりに調べて少額で買ってみると投資の勉強になると思います。

その後、気になったETFを調べて自分なりに広げていくのも面白いです。

投資は自己責任で自分の考え方をしっかり持ってまずは少額から始めてみよう!

筆者も著書の中で書かれていますが、これから投資を始めようとしている人はまずは少額から始めて学んでいくのがおすすめです。

いきなり大きく投資して大きなマイナスを被ってしまうと投資から撤退したくなってしまったり、次の投資をするための予算が無くなってしまう可能性もあります。

まずは少額でできれば著者の言う本気の長期投資から始めてみるのが良いと思います。

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