インターネット広告を勉強するための本が様々ありますが、その中でも、インターネット広告代理店5年目の僕が読んできた中で中級~上級に当たる本をピックアップしました。
なかなか上級の細かく解説している本が僕が知っている中だと少ないのですが、中級~上級になってくるとより実践になってくるので、実践的に運用広告を運用するときの運用方法や考え方、見方についての本や広告を考える際に役立つ心理学、効果測定を行うための分析法についての本もまとめました。
読んでこれも中級~上級だなという本はこの記事に随時追加していきます!
これからインターネット広告を知りたい方向けの初心者向けの本に関しては、下記記事で紹介しているのでよければこちらを見てみてください。
Contents
インターネット広告を勉強したいときに読みたい本8冊【中級~上級編】
初心者向けに紹介した本は基礎的な特徴や考え方、単語の紹介などがメインでしたが中級編~上級編で紹介する本はより実践的な内容も多いです。
なので、少し実践した後、または今まさにある程度知識を取り入れてから実践に移ろうとしているタイミングで読むのがおすすめです。
また、自分で実践しなくてもインターネット広告代理店に広告配信をお願いするときはより実務レベルまで内容を理解しておくとインターネット広告代理店の担当者が何を言っているのかより理解できるようになり、ただただ任せっきりにならずに済みます。
より実務に近いところで知識や考え方、分析方法やデザインなど運用型広告を総合的に捉えていきたい人にお勧めの本を僕が読んだことのある者の中でそろえてみました。
※読んでいい物があったら随時追加していきます!※
実践的なインターネット広告の運用方法や考え方を学べる本2冊
ここでは、インターネット広告を実際に運用するときの考え方や設定方法などよりネット広告の実配信を行うための実践的なものが学べる本を2冊紹介します。
ネット広告運用“打ち手”大全 成果にこだわるマーケ&販促 最強の戦略102
この本では具体的なインターネット広告の打ち手について書かれていますので、より実務的な本となります。
タイトルの通り、「打ち手」となっているので実際に広告を配信しているときにどうやって広告の費用対効果を高めて効率的にコンバージョンを獲得していくのかが具体的な手法で書かれています。
この本ではインターネット広告の中心的存在であるGoogleとFacebookをメインに書かれています。
運用広告予算が月100万円以上出せない場合はGoogleとFacebookを抑えておけばだいたいどのサービスでもそこそこの効果を出せるかなと思います。
まさにこれから自分でインターネット広告を運用しようとしている人ややっているけどどうやって効果改善していけばいいのか分からないという方におすすめです。
デジタルマーケティングの実務ガイド
この本はインターネット広告に特化した本ではないですが、インターネット広告はデジタルマーケティングの一分野なので全体像から見てどういった立ち位置にいるのかを把握しておくことが重要です。
この本では実務ベースでデジタルマーケティングについて述べられていて、年間のスケジュール作成や全体戦略の立て方、その中でのインターネット広告のプラン作成やネット広告に必要なクリエイティブ作成のことなどがまとめられています。
これから会社内にデジタルマーケティングの部署を作ろうと考えている人やすでにあるけどうまく機能していないなという人、ネット広告代理店の中で働いている人などにおすすめな本です。
インターネット広告を理解するために知っておきたい消費者心理本2冊
インターネット広告では広告配信の際にバナーや動画、テキストそれに広告からの遷移先のLPの構成などは消費者心理を動かすために作成されたものも多く、様々な心理学を使った表現方法があります。
そういった心理学の表現は様々ありますが、ここで紹介する本は消費者心理学や行動経済学についてのもので広告表現を考えたり、消費者に響く広告を考えるうえでのエッセンスが詰まっています。
実際に広告表現を考える立場になったら消費者心理学や行動経済学がどのようなものか一度手にとって学んでみましょう。
行動経済学や消費者心理について書かれた本はたくさんありますが、読み易いものや広告表演について書かれたものをピックアップしてみました。
東大教授が教えるヤバいマーケティング
『かしこいマーケターは、消費者の心理を知り、かしこい消費者はマーケターの手口を知る。』
東大教授が教えるヤバいマーケティングより
という文章から始まりますが、まさにその通りでマーケターは消費者の心理を知ろうとしてアンケートや統計データからどういう傾向にあるかを分析しますし、消費者はこれは広告だから気を付けたほうがいい、騙されないようにしないとと気を張っていることも多く、様々な創意工夫がマーケターには求められています。
この本では、様々な行動経済学の理論や消費者心理学の理論を実例に基づいて解説してくれていてわかりやすい内容になっています。
また、広告について触れられたチャプターもあり、「なぜ同じ広告を何度も流すのか」、「さまざまな心理効果を利用した広告テクニック」、「限定商品に惹かれるメカニズム」など実際に広告に使える表現やなぜそういう行動をとるのかを理解するのに最適な本で事例も多いのでサクサク読むことができるので、インターネット広告を勉強したい人だけじゃなく、買う人の心理や売り手側の思惑を知りたい人にはおすすめな本です。
個人的に読み物として面白いので、ぜひ手に取って読んでみてください。
現代広告の心理技術101―お客が買わずにいられなくなる心のカラクリとは
海外の人が書いた本なので日本人向けではないですが、広告の表現方法や消費者心理を動かすことについて多くのヒントを与えてくれます。
消費者には商品・サービスの特徴ではなく、使用するメリットがどこにあるかを明確にしてあげる必要があるという話はインターネット広告のバナーを見ていても特徴ばかりを上げて
だから何なの?
みたいな話が多い中で再度広告で何を伝えるべきかを思い出させてくれます。
セールスパーソン「私の商品はインクジェットプリンターです。複数のインクタンクがあるのが特色です」
「現代広告の心理技術101―お客が買わずにいられなくなる心のカラクリとは」より
見込み客「それがどうした。私にとってどんな価値があるのか?」
セールスパーソン「あなたのメリットは、お金を節約できることです。1色だけがなくなっても、カートリッジ全体を買い替える必要はありません」(続く)
他にも広告を扱う上で大切にしたい考え方が詰まっているので、広告の表現を考える前に一度読んでみるのをおすすめです。
分析に必要なデータを見たり考え方を知るための本1冊
実際に運用し始めてみると広告媒体毎や広告媒体毎に使っているテキストやバナー、動画の数値、性別や年代ごとの数値など実際の様々な数値が出てきます。
このデータを活かすためには分析が必要ですし、どの様にまとたら分析しやすいかを知っておく必要です。
また、インターネット広告に関わる人間が見ているデータは広告配信結果から得られるものだけではなく、事前のマーケットリサーチから得られたデータをもとにどう考えるかも重要です。
ここでは、マーケットリサーチや広告配信結果の分析方法などを理解するための本を紹介します。
数字思考力×EXCELでマーケティングの成果を上げる本
この本では、ビジネスの要素を特定の項目に分解し、その数値を可視化する大切さを伝えてくれています。
その分解した数値をもとに分析を手法やそれを可視化するためのエクセル操作・資料でのまとめ方など分析しマーケティングに生かすための大切な要素をこの1冊で説明してくれています。
デザインを勉強するための本3冊
広告を配信すると様々なバナーや動画を作ることになります。
基本的に細かいところや製作部分はデザイナーに任せるのが普通ですが、どんな要素を組み込めばいいのか、どんな見せ方にするのかはインターネット広告を運用する人が決める場合が多いため、デザインのことも多少知識がないと、どんなバナーや動画を作るのかを考えるときに苦労したり、出来上がってきたデザインの良し悪しを判断することができません。
どんな色やフォントにするとどんな印象をユーザーが受けるのかにも注意を払う必要があります。
また、インターネット広告の効果を可視化してパワーポイントに落とし込みたいときもデザインが悪いとイケてない印象になります。
デザインは勉強すると面白いですし、普段電車に乗っていて掲載されている広告の内容が気になってどうしてこういうデザインでこういうメッセージを載せたのかなと考えるのも面白いです。
デザインに詳しくなって、広告のデザインやパワーポイントのデザインをかっこよくできるようにしたいですね!
あるあるデザイン
デザインのセンスを磨くにはどうすればいいかといつも悩みます。
デザインセンスを磨くには良いデザインにたくさん触れることが良いデザインを考えたりこれは良いデザインだと判断できるようになる方法の一つだそうです。
このあるあるデザインでは、よく見るデザインのレイアウトを45個集めていてひとつひとつのデザインにそのデザインが良く見える理由をかんたんなコメントで記載してくれています。
良いデザインに触れるにはどうすればと考えている人はこの本を読んでみてください!
なるほどデザイン
インターネット広告は基本的に
『何をどこでどのようになぜ伝えるか』
みたいなところが重要になってきます。
この本はデザインの視点からどんな人に何をどのように伝えたいのかという視点からデザインの考え方を実際の事例を使いながら説明してくれます。
実際に広告に携わる際はデザインの基本的な考え方を身に着けておくと広告効果を高めていくことに繋がります。
ノンデザイナーズ・デザインブック
この本は、タイトルの通りデザイン初心者のための本で初心者が知っておくべきデザインの考え方を整理して伝えてくれます。
デザインをどう変えたらどんな印象を持つのかというような具体的なデザインの事例が書かれているので、デザイナーではない人にも直感的にわかりやすくデザインの基礎を解説してくれています。
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